和而不流(和して流れず)

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自衛艦の衝突事故の取り調べが海上保安庁とは・・

指揮命令・報告の体制が未整備な組織に国防など無理です

海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故をきっかけに、防衛省とりわけ、海上自衛隊の指揮命令系統の未整備や事故調査のありかたに対する疑問が顕著となりました。軍隊の生命線は指揮命令の徹底であり、規律いわゆる軍令は、一般法規よりもはるかに厳しく、その取り締まりは憲兵が行うのが通例です。しかし、日本は憲法の規定により「自衛隊は軍隊ではない」としているため、自衛隊の取り締まりも文民警察(警察庁や海上保安庁)が行います。今回の事故は自衛艦の退避義務違反の疑いが強いようですが、命令による防衛出動時の対応や軍事機密の保持について議論もされないまま、事故の責任だけが云々されるようでは、とても外国の侵略から日本を守ることなど絵空事のように思います。

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