和而不流(和して流れず)
Columns
成人の日によせて
生まれたことに感謝し、「社会の役に立つ」生き方をしてほしい
1月11日は「成人の日」。今年の新成人は121万人で、男性62万人、女性59万人と昨年より5万人減少し、総人口に占める割合も0.95%となり、島根県では7千人が新たに大人の仲間入りをしました。
成人の日は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い、励ます」ことを目的に、現在は1月の第2月曜日になっていますが、小正月に元服の行事が行われてきた日本古来の習慣にならって1月15日に制定されたものです。
新成人の皆さんに、坂村真民先生の代表的な詩である「念ずれば花ひらく」を紹介します。
念ずれば 花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた
このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった
人は、無限の可能性と希望の芽を持っています。その蕾みを花咲かせ、実を結ぶようにするために、今日を精一杯生きることが大事です。新成人の皆さんには、今日の自分は昨日までの在りようで決まったものだという意識を持ってほしいと思います。そして、この世に生まれたことに感謝し、両親からいただいた命を大切にして、それぞれが「社会の役に立つ」生き方をしてほしいと願っています。
│掲載日:2016年01月11日│
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