和而不流(和して流れず)

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急がれる宍道湖・神西湖など内水面の水質浄化

チオベンカルプやジェオスミンは警鐘と捉えるべき

宍道湖の水について、カビ臭成分『ジェオスミン』濃度が通常値の60倍にも上昇したため、「カビ臭い」との指摘を受けました。昨年の除草剤『チオベンカルプ』の残留問題に続き、閉鎖水域の水質や湖底環境などの課題がクローズアップされました。
宍道湖・中海は、全国に誇る稀有の内水面であり、出雲大社とともに山陰観光の目玉で、ヤマトシジミが島根県を代表する産品であるだけに、一連の問題は深刻です。
残留農薬の基準については、国に食品衛生法の関係法令の改正を求めていますが、河川をはじめとする周辺からの流入負荷の残留という『内水面が抱える宿命的な課題』に対して、関係行政や住民が、もっと正面から向き合う必要性を感じています。

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