和而不流(和して流れず)

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年金問題の原因は何だろうか

コンピューター依存社会の限界が見えた

連日の年金報道と参院選を意識した政党のパフォーマンスは、問題の要因は政府・与党の瑕疵との観があります。
1997年に年金の基礎番号制度が導入されたとき、一部の政党はプライバシー侵害につながる国民総背番号制度に途をつけるとして反対した程度で、事務処理の電算化に対するチェックをどうするのかという指摘はほとんど皆無でした。
銀行のATMに代表されるように社会システムの根幹をなすコンピュータですが、東証や全日空など、わずかのトラブル処理に何時間も要する事態は「人間力」の低下を如実に顕しています。
戸籍や年金など、長期にわたって記録の保存が必要な事項について、どの範囲まで電子記録に依存すべきなのかをもう一度『冷静に』考えて見なければならないと思います。

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