和而不流(和して流れず)

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時代の「寵児」が次々に自爆するのは

ライブドアやコムスンに見る「分不相応」

総合介護事業大手のコムスンが企業モラルを問われて、事業の継続が厳しくなりました。グッドウィルグループの折口雅博氏は、マザーズやジャスダックへの上場を果たし、ベンチャービジネスの成功者として日本経団連に参画するなど「時代の寵児」と称されています。
企業買収による事業の拡大は、成否が市場の評価に左右されることから、情報公開とコンプライアンス(法令遵守)が不可欠ですが、ライブドアの堀江貴史氏の例を挙げるまでもなく、その姿勢を問われて市場から追放されることも少なくありません。
日本には「分をわきまえる」という言葉がありますが、飽くなき上昇志向は、ともすれば卑しく見え、過ぎれば妖しく・危なく見えるとは言い得て妙なるものがあります。

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