和而不流(和して流れず)

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参院選の争点が「年金」で地方は沈没する

「都市興きて地方寂れる」が一層顕著になります

日本経済の肥大化によって日本社会に国際ルールが持ち込まれ、構造改革と称される一連の改革が断行されています。経済指標では成果を挙げており、景気は回復基調と伝えられていますが、競争原理になじまない分野のセーフティネットが不十分なために「ひずみ」や「いたみ」が特定地域(分野)に顕著となってきたのが『格差』です。
三位一体改革や地方分権推進などは緒についたばかりで功罪を論ずるには時期尚早ですが、現時点でその恩恵は「都市に篤く地方に薄い」もので、地方の疲弊は深刻です。
都市にヒト・モノ・カネが集まる都市と地方の格差は「古くて新しい問題」であり、「税による富の再配分をいかに果たすかという」政治の課題・手法こそ選挙戦で語られるべき問題だと思います。

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