県議会だより

Reports

令和7年11月定例県議会一般質問(3)

自治体病院の連携強化について

今期定例会に示された病院会計の補正予算で示されたセグメントでは年度末の保有資金が枯渇し、設備投資のみならず医薬品や医療職の給与支払いなどの日常業務における資金を借入金によって確保する必要が生じています。

国は、今回の補正予算で、病院に対し物価高騰や人件費について一定額を直接支援するほか、救急医療や病床削減について補助金を支出するとしていますが、県内自治体病院に対する支援をどのくらいと見込んでいますか。(病院局長)

国は、医療法の改正方針を示し、高齢化に伴う医療ニーズの変化や人口減少を見据え、地域での良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制を構築するため、地域医療構想の見直し等、医師偏在是正に向けた総合的な対策の実施、これらの基盤となる医療DXの推進のために必要な措置を講ずるとしています。

出雲市総合医療センターは急性期病床を削減して療養病床への転換を図り、安来市では病院の統合が検討されていると聞きます。さきの9月議会で自治体病院が抱える構造的な問題を整理し、県庁一丸となって県内公的医療機関の経営健全化を進めるために知恵を出していただきたいと意見を述べました。

県内自治体病院は地域医療を守るために懸命の取り組みを進めていますが、年間6,000人を超える人口減少が続く中、自治体病院間で人口減少に伴う病床削減や急性、回復、リハビリ、療養などの役割分担を徹底することが不可欠で、医療圏域ごとに中核病院を中心軸として、病院、診療所を同心円とするネットワーク化の強化をする必要があると考えます。

中央病院は外壁の剥離も見受けられ、LED化もまだ済んでおらず、当面の施設改良が必要と見ますが、施設改修の見込みをお尋ねします。(病院局長)

 

厳しい自治体病院の経営環境を改善するためには、病床削減や病病連携による役割分担を図るなど、抜本的な経営改善策の構築が必要と考えますが、この際、病院事業管理者の見解をお尋ねします。(病院事業管理者)

過去の投稿

園山繁の活動日誌