県議会だより

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平成16年12月定例議会一般質問(一問一答)

県職員の給与・待遇について

平成16年12月1日現在の島根県職員の配置状況は。

(総務部長答弁)
平成16年12月1日現在の職員数は正規で、15,274人(知事部局5,230人、教育委員会8,281人、公安委員会1,763人)であり、臨時、その他が2,062人となっている。

平成16年度の給与関係費(見込額)は

(総務部長答弁)
平成16年度の決算ベースで算定すると、知事部局の人件費総額は153,419,895千円(知事部局56,368,121千円、教育委員会78,804,952千円、公安委員会18,246,822千円)で、そのうち非正規分が12,790,288千円となっている。

職員の勤務時間の把握と時間外勤務の実態は。

(総務部長答弁)
職員の勤務時間の把握は各所の管理・監督の立場にある職員が出勤簿や時間外勤務命令書によって行っている。平成15年度の1人あたりの時間外勤務時間は知事部局で146時間、教育委員会で117時間、警察本部で222時間となっており、各部局において大幅な縮減対策を講じている。

県職員の給与および手当等の人件費は県内民間企業に比較して割高との指摘があるが実態は。

(総務部長答弁)
職員給与は国家公務員給与を100としたラスパイレス指数では平成15年度は給与カット後で97.8となっており、各種手当ては県、市町村ともに国に準じて支給している。県内民間企業との給与比較については企業規模100人以上、事業所規模50人以上の事務ならびに技術関係職種の従業員を対象として人事院と共同で実施しており、本年8月時点では2.25%程度民間が上回る状況である。

受動喫煙防止対策による分煙措置のため勤務時間中でも喫煙室に職員の姿があるが、職員の喫煙状況は。

(総務部長答弁)
平成16年度の知事部局の定期健康診断における調査では男性33.3%、女性4.2%が喫煙し、男女あわせて20.2%であり、教職員もほぼ同程度だが、警察職員の男性は47.8%となっている。

予算執行にかかわる経済効果について

平成16年度予算の執行による経済効果(民間の売上額にあたるもの)は。

(政策企画局長答弁)
行政の目的には経済価値では図り難いものもあるが、敢えて生産性を県経済に及ぼす波及効果として捉えると、県予算6000億円余の執行による直接効果と第1次間接効果の合計で7400億円程度、民間消費支出の増につながる第2次間接効果で1800億円程度の生産を誘発すると試算しており、1.5倍の経済波及効果があると測定している。

県職員1人あたりに要する行政コストのトータルは。

(総務部長答弁)
職員等の雇用にかかる経費のうち正規職員に恒常的に支払われる給与等の人件費は約1056億円で、1人あたり約690万円。これに退職手当、共済組合負担金など福利厚生にかかる経費や臨時・嘱託職員の賃金等を加えた事業主負担ベースでは1443億円となり、1人あたりでは940万円(福利厚生費を含めると1,004万円余)となる。

平成15年度の印刷製本費およびコピーにかかる所要経費はいくらか。

(総務部長答弁)
平成15年度の印刷製本費の総額は知事部局、教育委員会、警察合わせて12億5758万円で、コピー用紙の使用枚数はで9468万枚、4547万円。コピー使用料の総額は5億4716万円である。

市町村との行政伝達や入札・届出等の電子化(電子県庁)の状況と配布文書の非文書化(電子化)への取り組み状況は。

(地域振興部長答弁)
平成13年に「島根県公文書管理規程」を制定し、公印の押印省略が可能な行政文書については電子メールによる情報のやり取りが可能となっている。インターネットの活用による「しまね電子申請サービス」は県と松江市、海士町で平成16年10月からモデル的に運用開始し、平成17年4月からは運用市町村を拡大するとともに約100種類の手続きを追加する予定である。電子入札についてはシステムの構築に要する経費が大きいため導入の時期を含め現在検討中である。

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