和而不流(和して流れず)

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県知事選挙の告示によせて

「任せる」から「関わる」へ

任期満了に伴う知事選が告示され、いよいよ統一地方選挙の火蓋が切って落とされました。「どうせ誰がやっても同じ」という意見が聞かれますが、選挙は政治家・候補者が有権者・住民と直接向き合う絶好の機会であり、活動を通じて地域の実情をお互いが理解し合うことから「民主主義の学校」と言われます。
請願、陳情などの直接請求によって、いつでも住民意志を発現することはできますが、少子・高齢化の進行や自然環境の荒廃、教育・福祉・医療の充実など島根県の課題は山積しており、厳しい財政状況を克服して、必要な施策を的確に行うためにはメリハリが必要です。どんな政策に特化するかを政治家に「任せる」のではなく、選挙をひとつの契機として、住民自らが積極的に「関わる」ことで、政策意図が明確化し、住民意志は的確に反映できると思います。
知事選挙告示の朝、澄田信義知事には腹部腫瘍のため緊急入院との報道がありましたが、手術の成功と一日も早い全快をお祈り申し上げます。

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