和而不流(和して流れず)
Columns
世界遺産登録は永久保存への始まり
イコモスの評価を真摯に受け止めなければならない
イコモスによって『登録延期』と評価された石見銀山の世界遺産登録は、ユネスコ日本政府代表部の近藤誠一大使らの外交努力で『逆転』登録となりました。大森町在住の中村俊郎氏をはじめ、永年にわたって尽力されてきた関係各位に心からお慶びを申し上げます。
世界遺産への登録は、石見銀山を未来に残すべき価値のある遺産として評価することであり、銀山を地域振興の具にすることではありません。「産業遺跡としての学術的な価値を説明すべき」との指摘を真摯に受け止め、銀山遺跡の価値を未来に引き継ぐための調査研究と保存、活用が適切な行政施策として具体化するよう微力を尽くしたいと思います。
│掲載日:2007年06月29日│
最新の記事
- 2024年02月19日
- 自民党は出直しすべきだ
- 2023年05月19日
- 第80代島根県議会議長に就任しました
- 2022年11月08日
- 積善の家には必ず餘慶あり
- 2022年09月29日
- 国益を損なう報道姿勢は疑問
- 2022年08月25日
- 宗教への財産や金品を喜捨は古今東西珍しい事ではない