和而不流(和して流れず)
Columns
景気判断は経済の拡大とは違うはずだが・・・
政府は国富の流出をどうするのか
内閣府は5月の景気動向指数が前月比+1.3ポイント改善したとして、景気判断を「後退・悪化」とはしなかった。「景気はピークを過ぎたおそれがある」としながら、統計資料と政策判断を同列視して、国民の皮膚感覚とまるでかけ離れた理屈が、経済政策の発動時期を「後手」にするのだと思う。原油や穀物、鉄鉱石など海外からの輸入品価格は大きく高騰し、支払いのために日本の国富はどんどん流失・減少している。過去の原油高は省エネで乗り切り、コストダウンと円高で活路を拓いたが、今回は一向に「国としての取り組み」が見えてこない。日本は、「ビッグバン」で金融・証券がズタズタにされ、大きく傷ついた。そして、いま、「地球環境保護」を全面に掲げた国際的な二酸化炭素ビジネスに、丸腰で、向かいつつある。極めて危険で、心配だ。
│掲載日:2008年07月05日│
最新の記事
- 2024年02月19日
- 自民党は出直しすべきだ
- 2023年05月19日
- 第80代島根県議会議長に就任しました
- 2022年11月08日
- 積善の家には必ず餘慶あり
- 2022年09月29日
- 国益を損なう報道姿勢は疑問
- 2022年08月25日
- 宗教への財産や金品を喜捨は古今東西珍しい事ではない