和而不流(和して流れず)

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『成人の日』によせて

「二度とない人生」だから 大事に そして大胆に

1月9日は『成人の日』。出雲市など県内自治体の多くは1月8日までに成人式を行いましたが、成人の日の趣旨は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を、祝い励ますこと」とされています。新成人の皆さんに心からの祝福を贈るとともに「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする」という意味をかみしめていただきたいと思います。若い皆さんには明日があります。どうか、力強く一歩を踏み出し、自らの可能性に大いにチャレンジしていただきたいと思います。はなむけに私の尊敬する坂村真民先生の詩を贈ります。

「二度とない人生だから」

二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛を 注いでゆこう
一羽の鳥の声にも 無心の耳を 傾けてゆこう
二度とない人生だから 一匹の蟋蟀でも 踏み殺さないように 心してゆこう
どんなにか 喜ぶことだろう

二度とない人生だから 一ぺんでも多く 便りをしよう
返事は必ず 書くことにしよう
二度とない人生だから まず一番身近な者たちに 出来るだけの事をしよう
貧しいけれど 心豊かに接してゆこう

二度とない人生だから 露草のつゆにも
巡り会いの不思議を思い 足を止めて見つめてゆこう
二度とない人生だから  昇る日 沈む日 丸い日 欠けゆく月
四季をそれぞれの 星々の光にふれて 我が心を 洗い清めてゆこう

二度ない人生だから 戦争のない世の 実現に努力し
そういう詩を 一編でも多く 作ってゆこう
わたしが死んだら 後を継いでくれる 若い人のために
この大願を 書きつづけてゆこう

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