和而不流(和して流れず)

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副議長就任にあたって

「和而不流」

シンガポールのホテルを舞台に世界中が固唾をのんで見守った米朝首脳会談が開催された平成30年6月12日、島根県議会6月定例会の本会議で第87代副議長に選出されました。任期は平成31年4月29日までの短い期間ではありますが、議長を補佐し、議員の多様な意見が島根県の政策に反映されるようしっかりと職責を果たしたいと思います。
小生が平成3年2月に初めて旧平田市議会で議席を得た折に、先輩議員から「議員は議場での発言がすべて。言葉を磨き、周囲を納得させる話術を鍛えよ。質問は自らが首長になったらこうするという視点を欠かすな。」との助言をいただき、27年間、愚直に100回を超える定例会の本会議で一般質問を続けてきました。
島根県の人口は昭和30年の929,066人をピークに減少を続け、少子高齢化の進行によって、いま680,000人を割り込むところにあります。国土の発展軸から外れた地方の疲弊を短兵急に好転させることは至難ではありますが、島根の地域資源を活用した地域振興策や外国人の活用、定住、インフラ、産業基盤の整備への民間資金導入など、従前の発想を超えた積極的な政策提言を期待するところです。
何分、副議長という職務を経験したことはなく、立ち位置に戸惑いを感じますが、任期中は自己修練と割り切って「聞く8分」の姿勢で臨みたいと考えていますが、そこは「和而不流」。

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