和而不流(和して流れず)

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2020年頭所感

「若く見える」

天皇のご退位により平成から令和への御代替りと時を同じくして島根県でも溝口知事から丸山知事へトップが代わり、大きな時代の変わり目到来を実感するとともに、小生が地方政界に身をおくようになって30年となり、頭髪が薄れ、視力が衰え、足腰が痛み、周囲に同世代の姿が少なくなったと気が付くに至って「残りの時間」を意識する身の上となりました。
近年、とみに「年を取ればわかる」と言う父の言葉を思い出しますが、見えていなかったものが見えるようになり、年を重ねて痛みを知り、人に対して優しくなるのは真実だと思います。道元禅師の正法眼蔵に「愛語能く廻天の力あることを学すべきなり。愛語は愛心よりおこる 愛心は慈心を種子とせり。」とありますが、年を重ねた政治家として、本質を見極め、相手の立場を自分に置き換えて、真心を尽くした言葉を発するよう努めたいと思います。
達磨大師の教えを研究し、観相学の大家として知られた藤木相元師は「良い脳をつくるにはいい顔、楽しい顔をすることで、その根本はホラを吹くということだ。ホラとはドリームのことで、夢を持つ人間はいい顔をしている。脳がアンラッキーな思考をしていると、顔もアンラッキーになる。結果はどうあれ、楽しいと思ったら、気分が高揚して顔に光が入る。顔はすべて脳が作用し、脳も顔から刺激を受ける。つまり、『脳相一致』で、前向きに生きることが若返りの秘訣」と説いていますが、大きな夢を掲げ、「どうすればできるか」を徹底した可能思考で追求し、結果として、風貌も言動も『若々しく見える』、そんな1年にしたいものです。

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