和而不流(和して流れず)
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あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。平成19年の年頭にあたり、謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
昨年は、豪雪、豪雨などの自然災害と様々な「格差」が顕在化した1年でした。地方の自立と行政の当事者能力の向上を謳った「平成の大合併」から2年が経過しようとしていますが、必ずしも市町村の自治能力が高まったとは言えない状況です。
「地方分権の推進」と言いながら、依然として枝葉末節に至るまで国が関与する行政システムは存続しており、「平成の大合併」はコスト削減のために国が仕掛けた『地方行政のリストラ』という側面を強くしています。
いま、また「道州制」が言われていますが、地方自治の在り方を云々する前に、地方にある国の出先機関の廃止をはじめ行政組織のありかたに対する徹底的な検討が行われ、国と地方の徹底した役割分担と地方の財政的な自立が確立されなければ、道州制は単なる都道府県合併に終わってしまうおそれがあります。
地方自治に参画する身にある者として「コトの本質を極める議論」をスタートさせるべき努力をする1年にしたいと思います。
│掲載日:2007年01月12日│
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