和而不流(和して流れず)
Columns
羮に懲りて・・・
和歌山県から福島、宮崎に続いた「官製談合」の連鎖により、全国知事会は一般競争入札の拡大や天下り制限など「官製調達」のルールを見直しする方向を示しました。
決裁権限を持つ公務員が金品を受領して便宜供与をすれば「汚職」として断罪されますが、今回、公務員の天下りによる官製談合が摘発されたことで、団塊世代の公務員の二次就職が微妙になり、一般競争入札の拡大により、地域性や技術力の評価よりも施工単価だけが重用視され、大手事業者の参入機会が飛躍的に増加するのではないかと危惧しています。
不祥事が起こるたびに繰り返される「○○の禁止」という通達。表面的な批判をおそれて、身動きが取れなくなっている状態は滑稽としか言えませんが、余波が善良な市民に及ぶことのないように願いたいものです。
│掲載日:2007年01月16日│
最新の記事
- 2024年02月19日
- 自民党は出直しすべきだ
- 2023年05月19日
- 第80代島根県議会議長に就任しました
- 2022年11月08日
- 積善の家には必ず餘慶あり
- 2022年09月29日
- 国益を損なう報道姿勢は疑問
- 2022年08月25日
- 宗教への財産や金品を喜捨は古今東西珍しい事ではない