和而不流(和して流れず)

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布勢川土石流災害の復旧記念碑が竣工しました

平成9年7月12日、梅雨前線による大雨により、布勢川上流の山腹崩壊に端を発した10万立米にもおよぶ土石流は、一瞬のうちに家屋や橋梁を押し流して河口に達しました。
幸いにして、流域住民は事前に避難をしていたため、人的被害は免れましたが、流域の被害は大きく、復旧工事には10年を要し、このほど完了しました。
工事の完了に伴い、災害と復旧の歴史を後世に伝えるべく、1月27日に「至誠通天」と澄田知事に揮毫された記念碑が、島根県をはじめ出雲市、地元関係者によって除幕されました。
近年、人工林の放置が拡大しており、樹木の過植栽状態による森林の受光不足が深刻になっており、土砂流失や山腹崩壊の要因が増大しています。私たちは「ヤマ」の管理は安全の原点であり、『植えた木を切ること』や『間伐』の必要性を強調しなければならないと思います。

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