県議会だより

Reports

令和2年9月定例会一般質問(2)

VRやリモートワークへの対応について

職員の皆さんに「新型コロナウイルス感染症が収束したら、感染前の日常に戻ると思いますか」と尋ねたところ、答えたほぼ全ての職員が「元には還らない」との見方を示しました。仮に、私たちが日常を取り戻しても、新型インフルエンザなど新たな感染源の出現があれば、同様の事態となることから、災害や事故と同じように「起こる」ことを前提にした「備え」が必要との意識が定着した所以ではないかと思います。
では、私たちが島根県の良さや強みを生かし、かつ、新しい日常に対応するためには何が必要となるのかを考えてみたいと思います。
島根県は美しい自然や都会が失ってしまった人と人との結びつき、いわゆ…

令和2年9月定例会一般質問(3)

ウイルス感染防止にかかるCare222™の活用について

島根県の魅力・強みは住民同士の絆です。「フェイス to フェイス」の社会と言っても良いと思いますが、ウィズコロナの新しい日常となる「3密回避」は、島根県の良さを根こそぎ無くす可能性があります。大都会のように1万人、2万人が集まる施設はほとんどなく、せいぜい数百人収容の施設がほとんどのところでもイベントが開催できないのです。
このままの状況が継続すれば、プロスポーツやコンサート、映画、舞台などは有料動画配信サービスによる興行にシフトすることは必至で、アマチュアのそれはYouTubeなどの無料動画配信サービスで観覧することになりそうです。
6月に紹介しましたが、Car…

令和2年9月定例会一般質問(4)

美味しまね認証の推進体制強化について

リモート社会の到来は生産、販売の世界を大きく変える可能性があります。生産品を市場までの出荷をせず、三次元映像の送信でバーチャル出荷し、セリにかけることで、輸送と時間のコストを低減させることができますが、その際必要となるのが、品質管理と製品保証だと思います。
GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは、農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のことです。
安全で美味しい島根の県産品認証制度(愛称:美味しまね認証)はこの認証制度で、島根県内で生産される農林水産物が県の定めたGA…

令和2年9月定例会一般質問(5)

指定管理者制度導入施設の指定管理料について

今期定例会に提出されている令和2年島根県一般会計補正予算(第7号)には新型コロナウイルス感染症対策事業の予算を主として208億円が追加されております。
その中で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う休館等により利用料金収入等が減少しているとして指定管理施設の指定管理委託料を変更(追加)するとして157,605千円が計上されております。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大は島根県に瑕疵があるわけではなく、県内どころかすべての地域で、官民にかかわらず、すべての業種に影響を及ぼしております。とりわけ、観光や飲食、運輸、交通など、人の移動に関わる業種は、自粛勧告や緊急…

令和2年6月定例県議会一般質問(1)

新型コロナウィルス感染防止の新しい生活様式について

国会は明日会期末を迎えます。
召集日の1月20日の新聞には、「第201通常国会で政府・与党は、財政の持続性確保のための全世代型社会保障改革の推進に関わる取り組みを進めたいとしていましたが、「対岸の火事」的な状況がダイヤモンドプリンセスのクラスター発生で一変し、短期間に、日本のみならず世界中で社会・経済の状況がここまで変化することは、まさに想定外のことでした。

あまり大きくは報道されていませんが、政府の専門家会合では、日本における新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行の第1波は、武漢型で1月に中国からの旅行者や帰国者を介して日本に侵入し、3月に日本…

令和2年6月定例県議会一般質問(2)

新型コロナウイルス感染対策について

紫外線のUV-C(C波)はLED殺菌灯として利用されており、重症急性呼吸器症候群(SARS)を不活性化することが判明していますが、UV-C線は危険性が高く、皮膚がんや眼疾患を引き起こすため、人には使用できないとされてきました。
数年前、コロンビア大学の研究チームは波長が222ナノメートルの遠紫外線C波が人には無害だが、ウイルスにとっては有害だとする研究成果をまとめ、最近、新型コロナウイルスについてもこの遠紫外線C波で数分以内に死滅させることが明らかになりました。
遠紫外線C波を生成する紫外線ランプは、比較的安価で9月にも実用化されるとのことであり、安全性の検証に島…

令和2年6月定例県議会一般質問(3)

不法係留対策と公共施設の活用について

自動車は道路交通法によって駐車場所を持たない保持(所
有)が禁止され、違法駐車は取り締まりの対象となって、摘発されると罰則がある。
船舶も本来は自動車と同様で、河川は、国土保全や公共の安全のために適切に管理していく必要があり、河川内に係留杭を打設したり、船舶を恒常的に係留する場合には、河川法24条・26条に基づく河川占用の許可を河川管理者から受ける必要がある。
河川内における船舶の恒常的な係留は、河川管理上の支障を引き起こす可能性があるため、通常は許可されておらず、河川管理者の許可を得ずに河川内に係留されている船舶は河川法違反の不法な係留船として『不法…

令和2年6月定例県議会一般質問(4)

宍道湖の水質対策について

宍道湖と中海は島根県が全国に誇る汽水湖であり、水域の環境保全や水質管理は河川管理者である国土交通省とともに島根県が担うおおきな役割である。
過去、長らく島根県議会議員をつとめられた浅野俊雄氏は閉鎖水域となる大型湖沼を有する都道府県議会議員と関係する選挙区から選出された国会議員に呼び掛け1984年7月に制定された湖沼水質保全特別措置法(湖沼法)の制定に大きな役割を果たされた。
湖沼法は、汚濁の著しい湖沼および関係地域の重点的な水質改善をはかることを目的に水質汚濁防止法の特別法として制定され、1985年から施行となったが、霞ケ浦(茨城県)、手賀沼(千葉県)、印旛沼(千…

令和2年6月定例県議会一般質問(5)

出雲河下港について

出雲河下港が位置する出雲地方は、出雲大社を始めとする古代出雲神話につながる歴史的遺産が多く、松江しんじ湖温泉、玉造温泉など有名な温泉地にも近く、宿泊施設も多種多様で、周辺の海岸は磯釣りや船釣りなどの好漁場も多く、海水の透明度も高いことから、海水浴やダイビング、磯遊びなどにも最適である。
全国13の特定地域重要港湾の一つに指定されている出雲河下港は、湾口が北西向きで、冬季の季節風が入り込み易いため静穏度確保が課題で、現在、静穏度を向上させるため北防波堤(320m)の建設が進められている。
出雲河下港は、災害時の利用が可能な5000t耐震バースが整備されている河下岸壁…

令和2年2月定例県議会一問一答質問(1)

新型コロナウイルスの感染拡大について

新型コロナウイルスの感染拡大は、政府が感染のスピードを遅らせ、社会的混乱をできるだけ小さくするための対策として、学校の臨時休業や大規模イベントなどの自粛要請をするという事態に発展しました。

島根県には感染が報告されるまでの間、学校の臨時休業などを実施するまでに一定の時間がありますが、Xデーに備えた準備はどのようにされていますか。(総務部長・教育長・健康福祉部長)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、県内経済への影響予測と、最悪の事態に備えて、どのような対策が必要だとお考えになっているのかお尋ねします。(商工労働部長)

島根県感染症情報センターのホ…

過去の投稿

園山繁の活動日誌