県議会だより

Reports

平成19年6月定例議会一般質問(2)

1.知事の所信表明について (2)島根県の振興施策について

私は、過去の議会で「島根県の不況は官製支出の急激な減少による経済収縮が主なる要因であり、これを克服するために新たな投資を誘発すべき」として投資土壌を整備すべきだとの意見を申し上げました。
島根県が地理的条件を克服し、都会に伍していくためには、まず発展方向へ向かう可能性のある分野への重点投資によって「成功事例」をつくること、私は、ソフトビジネスやグリーンツーリズムなどのフレッシュビジネスに活路を見いだすべきだと思いますが、行政支出であっても「投資」と位置づけ、「支出することによって生産される効果」をきちんと検証することが大切だと思います。
投資的歳出の圧縮だけでは島…

平成19年6月定例県議会一般質問(1)

1.知事の所信表明について (1)溝口県政の基本方針について

今議会の冒頭に溝口知事の所信表明となる施政方針が示されました。
島根県の置かれた状況は厳しいものです。過疎化・高齢化・少子化の三重苦に加え、経済活動が伸び悩み、豊かと言われる自然環境も荒廃に向かっています。

前任者の澄田知事は、「国土の均衡ある発展」という国の基本政策に呼応して、「県土の均衡ある発展」を掲げ、石見・出雲・隠岐の社会基盤と道路、港湾、鉄道など交通網の整備に力点をおいた県政を推進されました。
一部に、身の丈を超えた公共投資によって県債残高が増加し、財政難を招いたとの批判があります。しかし、現在の、財政窮乏の要因の大部分は、国の急激な制度変…

平成19年2月定例会一般質問(1)

島根半島北山地域の荒廃について

出雲は日本の原風景が残っている稀有の地域だと言われ、出雲大社はその象徴とされております。しかし、出雲大社が鎮座する北山一帯の状況は容易ならざる事態となっております。
私は、この4年間、マツクイムシやシカの問題を取り上げるなかで、山林の荒廃を憂いてまいりました。平田の旅伏山から大社の弥山に至る地域の南側は山襞がほとんどなく、山裾までがまるで1枚の布きれをのばしたような地形です。数年前までは、松林が連なる、緑豊かな地域であり、出雲大社の周辺地域にふさわしい悠然たる風情がありました。
しかし、いま、この一帯のマツ枯れによる斜面崩落やシカによる剥皮被害木の放置などによる土…

平成19年2月定例会一般質問(4)

県内企業のマンパワー確保について

いま、県内製造業の職場は人手不足が常態化しており、外国人研修労働者の受け入れや派遣社員、期間社員で辛うじて凌いでいると言われております。このままでは、都市部への輸送費に加えて季節的な需要の増減に対応するロマンパワー不足により操業環境が確保できないとの声もあがっており、外国人労働者の受け入れの前提となる労働ビザ発給の必要性を感じるところであります。
また、本県は全国に冠たる高齢者県であり、元気な高齢者、年金受給者は溢れており、リタイア世代の活用は本県の活性化に不可欠な要素であります。一定の年金収入がある高齢者の労働市場への参入は、労働単価を引き下げ、競争力の強化につながるばかり…

平成19年2月定例会一般質問(3)

退職警察官の再任用について

先日、警察学校の初任科卒業式に参列いたしました。私の子どもと同世代の新人警察官のきびきびして清々しい姿をとても頼もしく思いました。配属される警察署でベテラン警察官が一つひとつ指導されるとのことであり、なかなか現場は大変だなぁと感じた次第であります。
団塊世代の退職時期となり、本県では警察官の採用人数が増加しておりますが、まず、来年以降の定年を迎える退職者数の見込みについてお尋ねいたします。仄聞するところでは、新人警察官の配属先での実務研修は定数内となり、指導員となる現職警察官のマンツーマンでの勤務であたると聞いております。昨年度に採用された警察官は100名を超えていると思いま…

平成19年2月定例会一般質問(2)

県職員の給与、待遇について

県職員の待遇は県民一般が適正だと認識しているでしょうか。あまりにも優遇され過ぎていると思っているのではないでしょうか。
県内大手と言われる企業の給与月額は概ね年齢×1万円で、普通は50才で昇給停止となります。島根県は財政非常事態として特別職を含めて給与カットをしていますが、「カット」と言うことは「元に戻す」ことが前提です。「基金枯渇」「財政再建団体転落の可能性」という枕言葉は、民間なら経営危機で、給与の引き下げやボーナスカットは当たり前です。
歳出削減を続けている県財政が好転する見込みなど無いことは県職員なら誰でもわかっているのに虎の尾を踏むことをしな…

平成18年11月議会一般質問

1.ポジティブリスト制度について

9月議会の答弁で澄田知事は漢の高祖、劉邦の治世に言及され「吾れまさに関中に王たるべし。父老と約すらし、法三章のみ(私はすでに関中を制して、国王となろうとしています。ご先祖様に誓って約束いたしますが、法は三章だけにするようにいたします)」という法三章の故事を述べられました。これは、複雑苛法な秦の法制に対し、漢の法制は「人殺しは死刑。傷害、窃盗はそれぞれに裁く」というもので、規則や取り決めはなるべく簡単で一般の人にわかりやすいものでなければならないという意で用いられる例えであります。
近頃、友人から「俺たちが、何、悪いことをしただろうか」と言われました。新しい法律や規則が制定され…

平成18年11月定例議会一般質問

5.教育問題について

「自殺」「未履修」など一連の報道の洪水は、学校・教師受難の時代であるように見受けられます。
自殺の要因が「学校でのいじめ事象」であり、それに対する学校、教員の対応が不十分だったため子どもが自殺に追い込まれたとの意見が跋扈しています。自殺した子どもの親が学校や教師をののしり、その様子をテレビや新聞などが取り上げ、まるで自殺の原因や自殺を予見できなかったほとんどの原因が学校や教師にあると言わんばかりの報道が続いています。
高等学校の未履修や履修時間の不足に関する報道を見ても教育委員会や当該学校の校長等が一方的に頭をたれて謝罪する姿ばかりが報道されています。昨日、教育長…

平成18年11月定例議会一般質問

4.日豪経済連携協定EPAについて

昭和16年、食糧管理制度が始まったとき島根県の稲作作付け面積は実に51900㌶に及びました。戦後もほぼ48000-49000㌶で推移した作付け面積は昭和45年に43800㌶となり48年には39700㌶となり昭和62年に29500㌶そして平成17年は20600㌶にまで減少しました。そこには、「増産」「減産」「制限」「輸入」など国家行政によって干渉、規制されてきた稲作農業の歴史が浮かび上がります。
そして、いま政府は日豪経済連携協定EPAを進めようとしています。オーストラリア側は小麦や牛肉、乳製品などに関しても例外無き自由化を要求しており、国内農業者の悲鳴が上がっております。報道…

平成18年11月定例議会一般質問

3.シカ対策について

私は、一昨日、旅伏山周辺の山林に区画法によるシカの生息頭数調査にはいりました。昨年は腰痛のため参加しておりませんでしたので2年ぶりとなりますが、林道のない標高280㍍程度の山へ山道やけものみちをよじ登ることは口から心臓が飛び出るのではないかと言うほど苦しく、辛い道行きでした。いまだに全身筋肉痛の状態です。しかし、山林の現状は、私が2年前に見たものとはまるで違う、惨憺たるものでした。
山の中にはほとんど草は生えていません。スギやヒノキと言った造林木は角こすりによる剥皮で全滅、タブノキやリョウブなどはほとんど食害で皮を剥がれていました。至るところで樹木が寝返りしており、斜面を歩く…

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