県議会だより

Reports

平成30年2月定例会一般質問(前文)

平成30年度島根県一般会計予算に対する質疑にあたって

昨日から思わぬ強い西風の春の嵐が吹き荒れ、2月初めには三十数年ぶりの大雪で、県内各地に被害が広がっています。執行部各位には、被害を受けた県民に対し、迅速・適切な支援を行っていただくようお願いする次第であります。
去る1月31日、元シャープ副社長の佐々木正氏が永眠されました。LSIや液晶、そして太陽電池など世界の半導体産業の基礎を作り上げ、アメリカでは「ロケットササキ」、日本では「電子立国の父」と称される偉大な技術者であり、この人なくしては、アップル創業者である故スティーブ・ジョブズ氏やソフトバンクグループの孫正義会長の成功はなかったと言われております。浜田市ご出身の佐々木氏は…

平成30年2月定例会一般質問(1)

総合戦略について

東京一極集中を是正し、人口の地方分散を進める地方創生は、未だ東京圏への人口集中が続いており、このままでは、掛け声だけで終わる可能性が強いと思われます。島根県の総合戦略に基づく政策展開は、長期的な課題と当面する課題が並列的に盛り込まれているため、短期集中的に投入する対策とある程度時間をかけて行う必要がある対策、恒常的に実施しなければならない対策の区別が曖昧になっていると思われます。
何と言っても、人口対策で最重要となるのは、島根県の長期的な人口減少の要因となっている年少人口を増加させる対策であり、出生率ではなく出生数を増加させるために、未婚若年層の結婚奨励対策を強力に推進する必…

平成30年2月定例会一般質問(2)

各部局の広報予算について

広報予算の集約化を図り、重複やムダをなくすことは極めて有意義に感じます。
対外広報というと、観光誘客のプロモーションや国立公園満喫プロジェクトを思い浮かべますが、まず、各部局が計上している政策広報や対外広報の所要額を合わせると年間どのくらいになるのかお尋ねします。(総務部長)
今年の「竹島の日記念式典」は参加者も少なく、式典の内容もマンネリで、さながら国政政党代表のスピーチコンテストの観がありました。新聞(全国紙)紙面での扱いは、全国紙の社説が2社となり、全ての全国紙が取り上げるなど、TV報道こそ平昌オリンピックもあって露出は少なかったものの、島根県での熱とは逆で…

平成30年2月定例会一般質問(3)

地域包括ケアシステムについて

厚生労働省は地域包括ケアシステムについて2025年からの完全実施を、2040年に先送りを示唆したと報道されていますが、その真偽と県内市町村の整備状況(進捗状況)についてお聞かせください。(健康福祉部長)
また、地域包括ケアシステムについては、共助とされている生活支援などについて地域的なアンバランスや遠隔地の医療・介護の訪問サービスの採算性など、克服すべき問題点が解決されていません。
また、過疎化による医療・福祉・介護事業の人材不足は深刻で、老々介護が増加し、片方が亡くなった後のケアも大きな問題となりつつありますが、現状の問題点と今後の課題および対応策についてお聞か…

平成30年2月定例会一般質問(4)

国保の広域化とまめネットについて

国保会計の広域化によって高齢化率が高い島根県の医療費が増嵩し、当分の間は加入者が支払う保険料が高くなる傾向が続くと考えられますが、国保広域化について現状の問題点についてお聞かせください。(健康福祉部長)
サービス開始から5年目となるまめネットですが、同意カードの取得の状況と利用状況(参画医療機関の数や稼働状況など)についてお聞かせください。
また、このサービスの開始によって医療現場にどのような変化が生じ、診療のみならず介護や投薬分野への波及(拡大)はどの程度になっているのかお聞かせください。(健康福祉部長)
増高する医療費のムダをなくし、保険会計を安定…

平成30年2月定例会一般質問(5)

美味しまね認証(島根県版GAP)のブラッシュアップについて

平成21年から島根県が取り組んできた島根県版GAPである美味しまね認証については、他の都道府県よりも取り組みが早く、ノウハウの蓄積もできているように思います。
しかし、認証開始からかなりの時間が経過しても、生産者へのアプローチ不足や有利販売につながらないなどの評価によって、参画する生産者の数は増加していないようです。
ところが、東京オリンピックの開催決定に合わせて、国がGAPの推進を掲げたことから、急激に関心が上昇し、JAしまねも本格的に取り組む方針と聞いております。美味しまね認証は国内規格であるJ-GAPに準ずると評価され、登録にかかる初期経費や認証の継続にかか…

平成30年2月定例会一般質問(6)

MICEについて

先ごろの山陰中央新報の報道によると、平成29年に島根県を訪れた外国人観光客数は全国最下位とのことでした。
外国人観光客を増やすためには島根県の情報発信が不可欠ですが、国際空港や大型港湾などのゲートウエイが脆弱な島根県にはきちんとした戦略が必要です。
平成27年に自民党議員連盟が提出した観光誘客に関する提言には、島根県の観光広報のコンセプトを「ご縁」「本物」として進め、外国人観光客の誘客にはMICEが極めて大きな手段であるとありました。
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関…

平成30年2月定例会一般質問(7)

ことのは大賞について

ことのは大賞は、子育てや子ども、家族に関する楽しさやうれしさ、感動などをひとことで表した言葉にした作品を公募するもので、平成14年度に創設され、15年が経過したとのことであります。
16回目となる平成29年度の「ことのは大賞」についてその状況をお聞かせいただくとともに、これまでの応募状況の推移とPRの体制についてもお答えください。(健康福祉部長)
実は、インターネットで「ことのは大賞」をひくと、別の民間団体が主宰する「言の葉大賞」が公募されており、驚きましたが、このことについてどう認識し、実施者と接触をされているのかお尋ねします。(健康福祉部長)
また…

平成30年2月定例会一般質問(8)

部活動にあたる教員・顧問の支援について

島根県教育委員会は平成29年度において「部活動のありかた検討会」を設置し、教員の長時間勤務の一因となっている部活動顧問の負担軽減を検討されていると聞いております。
先日、馳浩自由民主党教育再生実行本部長が教員の長時間勤務を是正するために「部活を廃止して社会体育に移行させる」との発言があり、文科省で検討が始められたと報道されていますが、部活動を通じて子どもたちを鍛え、子どもたちに学習と違う面で一つ一つの達成感を味わせて、子どもたちの成長を図ろうと、一緒に汗を流して、現場で頑張っている教員の気持ちに反するもので、全く同意できないものであります。
今さら、部活動の必要性…

平成29年11月定例会一般質問(1)

出雲空港の機能強化について

はじめに、ここ数年の出雲空港利用者の状況についてお聞かせください。
2点目は米子空港からの東京便利用者の推移あるいは今年度の見込みについてお聞かせください。
出雲空港の空港の機能の現状についてお聞かせください。
また、出雲空港は、空港ターミナルビルの改良や着陸帯の拡幅、滑走路の延長、駐車場の整備、運用時間の延長などの機能改善が求められており、駐車場の整備については、昨年の建設環境委員会で平成29年度に立体化を含めた改善を検討すると答弁をされておりますが、現状と今後の取り組みについてお聞かせください。
観光利用者からは機材の大型化による運賃低…

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