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国は、「地方創生」とする政策が掲げていますが、東京一極集中は収まるどころか、むしろ加速しています。
そこで、超低金利、通貨の量的緩和などを主とした「アベノミクス」とする経済対策の問題点を指摘したいと思います。
はじめに、令和元年末の島根県に存する金融資産はどのくらいと見ているのかお尋ねします。(政策企画局長)
金融機関が保有する資産の運用先はどのようなものですか。
また、そのうち、島根県内の住民や法人に投資している金額はどのぐらいですか。(政策企画局長)
従来、金融機関に預託している預金などの金融商品には3~5%程度の利息が…
│掲載日:2020年03月05日│
石炭・石油、天然ガスなどの化石燃料によるエネルギー供給は、薪炭、水力などいわゆるバイオマスエネルギーの循環によるエネルギー供給の仕組みを変化させました。
いま、地球温暖化による気候変動や大地震、ゲリラ豪雨などの事象は、災害や生態系の変化を想起させており、文明が地球環境を棄損させ、人類の生存を危機に追い込むに至って、少しずつ、「価値」に対する思考が変化しつつあります。
森林は、人工林と天然林に分けられるが、その定義は。(農林水産部長)
人工林は、「植えて、育てて、伐って、使って、また植える」という40~60年の循環利用を前提にしています。天然林の大半…
│掲載日:2020年03月05日│
農業情勢は、自由化の拡大による価格低迷、産地間競争の激化、担い手の不足、高齢化など様々な問題を抱えていますが、東京オリンピック、パラリンピックを機に国際水準のGAPやHACCPの制度化などが強まり、食の安全・安心に対する社会的要請はますます高まりを見せることは必至です。
「地域をけん引する経営体」の育成が急務で、かつ、就農者の確保が大きな課題として、県は令和2年度から、農林大学校の定員増や短期学科の創設、新規就農者への経済的支援の年齢制限撤廃や事業承継となる自家就農者への支援拡大を企図していますが、見込みはいかがですか。(農林水産部長)
農林水産省は、日本産農…
│掲載日:2020年03月05日│
近年、パンや麺の献立をなくし、週5日米飯を提供する「完全米飯給食」が広がっていますが、食料自給率の問題や生活習慣病予防の観点からも、政府は「日本型食生活」を見直し、「食育推進基本計画」のなかで給食の米飯実施回数を増やすよう呼びかけています。
アレルギーを持つ子や薬を飲む子が増え、子どもたちの体に変化が起きているのは確実で、安全な食べ物、健康になる食べ物を用意するのは大人の務めです。
子どもたちには、地元で取れた旬の食材を、一番美味しく、しかも、安い時期に、特に、野菜や魚介類をたくさん食べさせてほしいものです。
県内の保育所、幼稚園、小中高等学校で食物…
│掲載日:2020年03月05日│
今年の誕生日に「もろびとの 思い知れかし 己が身の 誕生の日は 母苦難の日なりけり」という歌に遭い、中村久子という人のこと思い出しました。ヘレンケラーはその生涯に3度の訪日をしていますが、中村久子さんは、ヘレンケラーに「私より不幸な人、私より偉大な人」と言わしめた、3度の訪日で、3度の会見をした日本人女性です。
明治30年、岐阜県高山市に生まれた少女の足に激痛が走ったのは3歳の冬、霜焼けがもとで、肉が焼け、骨が腐る突発性脱疽となり、両腕を肘の関節から、両足をひざの関節から切り落とされ、「達磨むすめ」と称されるようになりました。
7歳の時、父の死に遭い、8歳の時、母…
│掲載日:2019年12月02日│
私は「島根創生計画」について、いくつかお尋ねしたいと思います。
『島根創生計画』の冒頭には「笑顔あふれる しまね暮らし」宣言が書かれています。丸山知事が描く島根県のめざす将来像を謳いあげたものととらえていますが、目を閉じると、かつて、私が子供のころ、近くに、日本一の石膏鉱山であった昭和鉱業鰐淵工業所が存置し、1100人もの人が働く地域であった頃の生活シーンが思い起こされます。河下港の近くの地域は、活気に満ち、映画館やスーパー、飲食店や診療所、歯科医院、美容院、公衆浴場もありました。
しかし、目を開けると、かつての社宅の跡には空き地が広がり、16の教室がある3階建て…
│掲載日:2019年12月02日│
日本の出生率はどんどん下降していますが、結婚(初婚のカップル)した人が何人の子どもを持ったかという完結出生児数はここ40年近く2.1~1.9で、ほとんど変わっていません。しかし、全国的に「おひとり様」の増加、未婚率(50歳までに一回も結婚したことが無い人の割合)が、男性は4分の1を超え、女性も2割に近づいています。県内の結婚をめぐる状況はもっと深刻と思います。ハピコ事業が大臣表彰を受けましたが、効果はまだまだ限定的です。結婚に対する学校教育も不足していますし、学校で「男女交際は×」とする生活指導もあると聞きます。
創生計画に恋愛を楽しむとあって、とても嬉しかったの…
│掲載日:2019年12月02日│
県内の森林は、戦後や高度経済成長期に植栽されたスギやヒノキなどの人工林が大きく育ち、木材として利用可能な時期を迎えています。ようやく、「伐って(きって)、使って、植える」という森林の循環利用が可能となったのですが、長期的な林業の低迷や所有者の世代交代等により森林への関心が薄れ、災害防止や地球温暖化防止など森林の公益的機能の維持増進にも支障が生じつつあります。
「森林環境税」と「森林経営管理法」の成立により、森林の整備や管理は市町村の役割が大きくなりましたが、この際、県が主体となって、森林整備の100年計画を作り、木材の循環利用や林道整備などについて検討してみてはいかがですか。…
│掲載日:2019年12月02日│
給特法の改正によって、教員の勤務時間が弾力化され、夏季や冬季休業中の勤務が振替可能となるなどの改善が図られましたが、根本的に教員の勤務を改革するには、教員の勤務実態をきちんと調査し、どこに問題点があるのかを洗い出しする必要がありますが、まず、現状についてのご認識をお伺いいたします。(教育長)
部活動など教科以外の課外活動やPTA活動、生活指導などを過重負担にあげる声は多いのですが、道徳の必修化や小学校の英語指導、プログラミングの導入といった度重なる指導項目の追加や指導要領の改正や急激なICT化なども現場のストレスとなっているように思います。十分な準備期間もないままに制度変更が…
│掲載日:2019年12月02日│
知事は、子育て支援の一環として来年度から、学童保育いわゆる放課後児童クラブの拡充を打ち出されました。核家族が進み、また、世帯や近隣の子どもの数が減り、放課後に地域で子どもを見守ることが難しくなってきたことは否めない事実で、学童保育のニーズに応えることは時宜を得たものだと思います。
さて、生まれた子どもの社会はお母さんの腕の中で、ハイハイやヨチヨチ歩きができるようになると家庭の中まで広がります。通常なら、近隣、歩ける範囲、そのあとは保育所や幼稚園、小学校となるのですが、子どもの数が減って、学校などの統廃合が進み、子どもは否応なく、車に乗せられて家庭から10km以上も離れた施設で…
│掲載日:2019年12月02日│