県議会だより

Reports

平成23年11月定例島根県議会一般質問(3)

子育て支援について

1 保育所の状況について
本年11月1日現在の県内の保育所の定員及び入所状況、および待機乳幼児がありましたらお知らせください。

2 幼稚園の状況について
本年11月1日現在の県内の幼稚園の入園状況と時間外保育、あるいは延長保育、放課後児童クラブなどの状況と長期休業中の保育についてお知らせください。また、保育所の待機状況を解消するために、幼稚園で何らかの対応を考えることはできませんか。

3 子ども子育て新システムに対する意見について
子ども子育て新システムの中間報告が出ました。昨日の新聞を見ますと、こども園は内閣府が所管するよ…

平成23年11月定例島根県議会一般質問(4)

円高対策について

1 円高による影響について
県内の製造業の事業所数及び就労者数、そのうち、円高によって影響が経営に及ぼすというものはどのぐらいだと見込んでおられますか。

2 県内企業の損益、コストについて
県内製造業の一般的な原材料費、あるいはエネルギーコスト、人件費比率、資本に占める借入金の比率及び金利水準、これについて説明してください。また、利益率は大体どのぐらいですか。

3 円高対策としての支援メニューについて
2007年に1ドル120円の水準から現在1ドル75円まで4年間のうちに37.5%円高が進行したわけです。細かくは申し上げませ…

平成23年9月定例島根県議会一般質問(1)

少子化の問題点について

なでしこジャパンあるいは福島千里など世界で活躍している女性の人を見ますと、男を超えたかなあという感がいたします。陸上女子棒高跳びのイシンバエワは5メートルの記録があります。昨日、我々は地域の運動会であり、通常は男女が一緒に走ると、辛うじて男が勝ちますが、全国レベルの大会に出場するような女性の現役選手と我々のような運動不足の者が走りますと、女性のほうが30メートルも先着するわけです。こういう事態を目の当たりにしますと、島根県も、あるいは我々も、男、女の有り様を根本的に考え直さなくてはいけないと思います。
今まで我々は、家庭では完全に女性に主権をお譲りしておりますが、一般社会でも…

平成23年9月定例島根県議会一般質問(2)

女性の職場確保と結婚・子育てに対する社会支援について

先般、文教厚生委員会で島根県の人口の状況というのを報告されました。びっくりしましたのは、25歳から45歳までの女性の数は、男性に比較して5,000人少ないというショッキングな事実です。25歳から45歳の男性というのは、自分が選ぶという、そういう立場にはないと。5,000人あぶれるという、こういう悲しい現実です。それは、とりもなおさず若い女性が、島根は自己実現の場ではないと見限っているのではないかと思います。少子化、いわゆる子供の数をふやす、あるいは高齢化を食い止めるということなら、県内の主要事業所は、新卒あるいは採用するときには女性を半分以上採ると、そういう宣言が必要です。県庁は、まだ、…

平成23年9月定例島根県議会一般質問(3)

農林水産業とエネルギー開発について

本年、5月11日、12日の大雨で、大社の稲佐の浜は流木とゴミの山となりました。原因は神戸川上流から流れ込んだようです。流木は、2,3年前に大雪で折れ、森林あるいは川、農地に堆積していたものが大雨で流れたというものです。山林とか農地が所有者によって適正な管理がされていれば、こういうことは起こらないわけですけれども、山林も農地も荒れ、片づけは、災害として税金をもって公共が対処しなくてはならなくなりました。今後、こういうケースが増えてきます。限界集落と言われますけれども、もっと生産にかかわる人たち、あるいは生産にかかわる場、こういうところに、もっと政策給付をする必要があるのではないかと思います…

平成23年9月定例島根県議会一般質問(4)

島根原子力発電所について

昨日、山口県上関町で町長選挙がありましたけれども、島根原発の今後について、一つの考えをまとめる必要があると思います。国の政策は、菅前首相は脱原発、野田首相は、一定の原発の存置、稼働を認めて、原子力に対する技術開発や輸出を行うとの方針を先日、アメリカで示すなど、流動的です。私は、島根原発の今後について少し前向きに考えていく、存置あるいは稼働を前提にした対応も必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
私は、知事が「福島の原子力発電所の事故、これは原因がわからなければなかなか対応はできない」と仰ることは良く分かります。しかし、中国電力は島根原子力発電所に対し、いろんな改善…

平成23年9月定例島根県議会一般質問(5)

若者の活躍と社会人の登用、高校や警察組織の再編について

高齢化、過疎化、少子化というこの現状で、島根県に元気が出るのは若者の活躍です。中央新報を見ますと、隠岐の海の記事がちょっと小さいですね。琴奨菊が大関になるよりも、我々としては、隠岐の海が小結になるのかどうかが関心が高いわけです。千秋楽の記事なら、隠岐の海の勝ち越しを頭に持ってきて、白鵬が優勝したっていうのを次にしてもらいたい。そういうふうに中央新報にはお願いをするわけです。
島根県にとって、例えば国体の競技得点を取るためには、中高生の競技力向上が不可欠であり、そのためにも、学校の部活をどれだけ頑張らせるかということがカギだと思っています。教員は一生懸命頑張っていますが、教員に…

平成23年6月定例島根県議会一般質問(1)

知事の所信表明について(1)

まず、知事の所信表明についていくつか尋ねる。
行政の役割を果たすためには、予算編成が必要で、何よりも裏付けとなる財源の確保が不可欠だが、国政を見ると、この財政規律が完全に喪失しているように思える。税収が年間予算の40%で、残余が国債では、いずれ財政破綻で国家は崩壊する。
国民が政権交代を選択したのは、「このままでは、いずれ立ちゆかなくなる」という問題に対して、きちんとしたメッセージを発しなかった自公政権に愛想を尽かしたからであり、「ムダの根絶」という民主党に期待したからである。
翻って、現状はどうだろうか。マニフェストの給付部分ばかりが強調され、スクラ…

平成23年6月定例島根県議会一般質問(2)

知事の所信表明について(2)

福島原発の事故は「原発の事故は日本でも起こりうる」と言うことを見せつけた。島根原発の立地がある私たちにも大きな不安と戸惑いがある。「仮に事故が発生しても放射能の漏洩、飛散はない」という従来の説明は灰燼に帰してしまった。政府は、原賠法による賠償額の上限1200億円を事実上撤廃し、事業者である東京電力にすべての損失補償を求めている。もし、万が一、島根原発で事故が発生し、福島のように30km圏内の立ち入りが制限されれば、事業者である中国電力は40万人を超える住民に対する賠償が発生する。6市2町の資産評価額は4兆5千億円を超えており、即座に破綻することは目に見えている。

電気事業者…

平成23年6月定例島根県議会一般質問(3)

知事の所信表明について(3)

美味しまね認証制度が始まって3年、なかなか、拡大しないが、残留農薬の検査体制はどうなっているのだろうか。島根県には原発の設置県ゆえのモニタリングポストの設置があり、リアルタイムの大気中の放射能検知システムも整備されている。
風評被害が発生するのは、風評に惑わされるという点で、消費者は未だ未成熟という観がする。原発事故に起因する産品の放射線値が報道され、海外で日本製品や日本食に対する風評被害があったように、その原因は安全を求める意識であり、同時に食品の安全確保に対する理解が不足しているからである。
しかし、いずれ消費者教育が進み、消費者が科学的に安全が証明されている…

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