県議会だより

Reports

平成29年11月定例会一般質問(2)

国土調査について

はじめに、県内市町村の地籍調査の進捗状況をお聞かせください。
県内地域では吉賀町や益田市の調査が遅れているようですが、その原因には不在地主と不明地主の存在があろうかと思います。そのことが、地籍調査進捗の阻害要因の一つだと考えられますが、今後はこうした地域の外にも、ますますそうした状況が加速すると予測されますが、現状と対策及び地籍調査を進めるための方策はどのように考えられますか。
また、地籍調査が始まってから60年が経過して、依然としてその進捗が半分という状況です。不在、不明の地主を探索するのに半年近くかかるということになりますと、とても、この場に居る大多数が煙にな…

平成29年11月定例会一般質問(3)

林業公社について

まず、島根県林業公社の目的と沿革について簡単に説明してください。
次に、林業公社の構成あるいは分収事業の仕組みと分収割合について説明してください。
現在の契約面積と造林面積、管理地の木材齢級および松くい虫による枯損木等があっている場合は、その契約地の現状について説明してください。
林業公社は木材価格の低迷によって非常に厳しい経営状態が続いており、これを克服するために、長伐期方針を掲げた第4次経営計画が策定をされましたが、その概要と債務の状況及び現況の含み損の実態について説明してください。
経営計画と決算数値に乖離が発生していますが、管理費が…

平成29年11月定例会一般質問(4)

公共マリーナの整備について

はじめに、県内河川等への不法係留の状況をお聞かせください。
県が把握している不法係留の状況が3年も前の数字では対処ができないと思いますが、県内の公共マリーナと民間マリーナの利用状況を教えてください。
現在、県内のヨットハーバーは隠岐地域に2カ所あるわけですけれども、さらに設置の可能性等についての認識を伺います。
隠岐地域を除く県内のレジャー船やヨットなどの保有状況およびマリーナの需要予測についてはどう考えますか。
不法係留を防止して、適切なレジャー船管理を進めるためには係留施設の確保が不可欠です。県内を見廻して、今どこに余裕があるかというと…

平成29年11月定例会一般質問(5)

公務員の分限・懲戒について

はじめに、公務員の不法行為に対する懲戒基準について説明してください。
仮に起訴されて、有罪になった場合と不起訴または無罪になった場合の懲戒処分に差はあるんでしょうか。
懲戒処分を科す際、特に懲戒解雇を言い渡される場合は、当事者への弁明機会付与や第三者による聴聞会の機会等は付与されるでしょうか。
ところで、県職員で、今精神的疾患で休職または長期療養、あるいは欠勤の状況にある勤務者はどのような実態でしょうか。また、任用後3年未満の退職者の状況についてお尋ねします。加えて、精神疾患と診断された方が窃盗事犯を行った場合、同様の基準で懲戒処分されるのかどうか、健…

平成29年9月定例県議会一般質問(前文)

日本社会の高齢化と生産年齢人口の長期化に関する考察

台風18号が日本列島を駆け抜けた刹那、東京では「解散風警報」が発令され、政界天気図は風雲急を告げてきました。
高齢化の進行で日本は働き手が減り、活力が低下し、将来は極めて暗いものになるとアナウンスされています。
「生産年齢人口」は年齢別人口のうち労働力の中核をなす15歳以上65歳未満の人口層と定義され、日本の生産年齢人口は1996年から減少に転じ、90年代前半には8700万人だった生産年齢人口は、2016年には7600万人と、約20年で1割強減ったと言われています。加えて9割を超える人が高校へ進学し、8割を超える人が大学や専門学校へ進学しますから、15歳から20歳…

平成29年9月定例会一般質問(1)

高齢者の社会参画促進について

厚生労働省が2017年7月に発表した簡易生命表では、2016年における日本の平均寿命は、男性が80.98歳、女性が87.14歳です。明治、大正時代に男性42~43歳、女性43~44歳で推移してきた日本人の平均寿命は、第2次世界大戦前に50歳ラインを超えることはなく、戦後の1947年の調査で、初めて男女とも50歳を超えました。
以降、乳幼児死亡率の低下や、社会情勢・健康・食料事情の安定化、さらには戦死の要素が無くなったなどから1960年までに男性65.32才、女性70.19歳と飛躍的に上昇し、その後も、若干、緩やかになったものの、ほとんど変わりないペースで今日まで上昇傾向が続い…

平成29年9月定例会一般質問(2)

宍道湖の藻について

小生は3歳から6歳まで宍道湖縁で過ごし、斐伊川河口や平田船川、湯谷川の下流域の環境に多少の知見を有すると思っています。河川、宍道湖を問わず、原因はわかりませんが、今年の藻の繁茂は異常です。
宍道湖の管理者である国土交通省出雲河川事務所や宍道湖の流入河川を管理する島根県や松江市、出雲市も相応の努力はされていますが、対策が追いつかない状況で、まもなく宍道湖の藻は腐れ、異臭を放ち、湖底に堆積してヘドロとなることは必至です。
通常、刈り取った藻は一般廃棄物として焼却処理をするのにまた大きなコストがかかるとされ、それは道路や川土手などの除草も同じで、藻や草類の有効活用を考え…

平成29年9月定例会一般質問(3)

幼児教育について

平成30年度から幼稚園やこども園、保育所の指導のあり方を規定した幼稚園教育要領、こども園教育・保育要領、保育所保育指針が改定されます。
その主たる内容は幼児教育の開始年齢を大幅に引き下げる(早期に)こととされ、幼、小の連携をより強化することと聞いております。
しかし、島根県教育委員会の組織には「幼児教育」の文字はなく、教育要領改訂にかかわるセミナーや講習などの取り組みはアナウンスされていません。8月に教育センターで幼小の連携講習がされ、ビッグハート出雲で教育要領に関わる研修が開催されたようですが、教育委員会のホームページ上での周知はなく、保育所からの参加は7名、こ…

平成29年9月定例会一般質問(4)

中央病院について

本議会に提出された平成28年度の病院事業会計は、資金収支に大幅赤字を計上する極めて厳しいものとなりました。仄聞するところでは、平成29年度上期の経営状況はその比ではないとのことであります。
翻って、島根大学付属病院は平成28年度は過去最高の経営収支となったと報告され、医学部や大学病院の関係者が出雲市や近隣経済団体と協議会をつくり、大学や病院の医療体制、実績をアナウンスする取り組みがジワジワと功を奏してきたのではないかと感じています。
2月にも指摘しましたが、巷で「中央病院の患者が少なくなっている」と囁かれています。島根県では毎年、4000~5000人の人口減少があ…

平成29年9月定例会一般質問(5)

第11回全国和牛能力共進会宮城大会について

島根県は9月7日から宮城県仙台市の夢メッセ宮城で開催された全国の和牛を集め優秀性を競う“和牛のオリンピック”「第11回全国和牛能力共進会(全共)宮城大会」に、全9区で26頭の精鋭を出品しましたが、入賞となる優等賞獲得は4区に止まり、目標としていた全9区での入賞は果たせませんでした。
対照的に、隣県の鳥取県は種牛と肉牛の両観点から総合審査され“花の7区”と称されている部門の肉牛審査で全国1位となるなど、島根県と明暗を分けました。近年、鳥取和牛は市場評価が急上昇しており、「白鵬85の3」や「百合白清2」など全国トップ級の種雄牛育成で…

過去の投稿

園山繁の活動日誌