県議会だより

Reports

令和3年6月議会一般質問(2)

令和3年度島根県一般会計予算(第1号)について

今回提案されております令和3年島根県一般会計補正予算(第1号)について、何点かお尋ねいたします。
はじめに、飲食事業者の事業継続支援と課題についてです。
低迷し、厳しい状況の飲食業に対する給付金支給を歓迎しますが、同様に苦しい状況にある事業体に酒造業と飲食店に納入する酒小売店がありますが、救済の必要はないでしょうか。知事は、昨日の同僚議員の指摘に対する答弁で、国からの財源手当てがない状況では追加の給付金支給は難しいとの見解を述べられましたが、飲食店向けの酒の需要は著しく低迷しており、何らかの支援を検討していただきたいと存じます。

2点目は制度融資につ…

令和3年6月議会一般質問(3)

農林水産業の再生産可能な採算確保について

3項目めは、再生産可能な農林水産業の採算性の確保についてであります。
初めに、コメの需給見通しと2021米穀年度の価格見込みについてお尋ねします。
昨日の同僚議員の質疑に一部重複しますが、お許しいただきたいと思います。まず、2020米穀年度のコメ価格と在庫の状況および2021米穀年度の状況をお尋ねします。

次に、農業収入保険の課題と問題点についてお尋ねします。
農業共済制度から収入保険制度に変わりましたが、新規就業者が対象とならなかったり、赤字の経営体には加入のメリットが少ないなど問題点が生じていると思います。1年を経過して、県内の加入状…

令和3年6月議会一般質問(4)

子育て支援について

はじめに、子育て世代の所得水準についてお尋ねします。
県内の子育て世代(20才~40才)の所得水準と東京都、全国平均の数値についてお示しください。

次に、持ち家比率とローン残高の推移についてであります。
県内および東京都、全国平均の3Dkの借家賃の水準および持ち家比率と住宅ローン残高をお示し下さい。確か、島根県の持ち家比率は最上位にありますが、3世代同居が他地域よりも高いこともあって、住宅ローン残高は少ないと感じます。ただ、実際は都市部に比べて公共交通機関の整備が脆弱なため、自動車の所有比率が高く、指標には出ていない自動車ローンの残高が居住コストにな…

令和3年2月定例会一般質問(1)

新型コロナウイルスワクチンについて

「徳は孤ならず 必ず隣有り」とあります。
一連の知事の発言に対する賛同の声が大きくなったことは、まさに、その通りだと感じます。報道では、さきの知事会議で政府要望に取り上げられたとありました。地域を思う純粋な発言故に、反発を懸念する声もありましたが、1年を経過して、なお収束が見えないコロナ禍に対する一般大衆の心根を素直に代弁されたところに、大きな共感が得られたのだと思います。
世論の後押しで、地方創生臨時交付金の配分が変更され、感染が都会地から地方に拡散する心配が低下するような取り組みが進むことを期待するところですが、先日、自民党の政調の会合で、島根県連の青年局長を…

令和3年2月定例会一般質問(2)

地方が抱えるコストの解消について

地方の生産物は消費地の市場へ供給するために、物流コストを要しますが、長距離トラックの事故や働き方改革を機に運送料金が高騰し、市場や元請など、納入先から離れている県内の事業者は、輸送コストの上昇で採算悪化に直面しています。加えて、コロナ禍による需要減が産品の市場価格を低迷させており、厳しい状況にありますが、県産品の生産状況や採算の状況についての認識についてお尋ねします。(農林水産部長・商工労働部長)
1次産業(農林水産業)の産地にとって、輸送運賃の値上げは物流コストの上昇につながりますが、それを販売価格に転嫁することは容易ではないことから、生産者所得を減少させるという結果を招い…

令和3年2月定例会一般質問(3)

地方定住を促進させるための要素と支援について

昨年は国勢調査の年であり、そろそろ、その速報値が発表される頃だと思いますが、その状況について(人口動態や年齢別の人口構成など)お示し下さい。(政策企画局長)
また、昨年の県内の結婚件数と出生数についてお尋ねします。できれば、出雲部、石見部、隠岐、また、都市部と周辺地域の状況についてもお知らせください。(政策企画局長)
コロナ禍で出会いの方法が大きく変わってきていると思います。マスク生活の中では、面談でコミュニケーションをとることは難しく、はぴコの取り組みが停滞するのは致し方ありません。したがって、マッチングアプリの取り組みを強化する必要があるわけですが、今回、提案…

令和3年2月定例会一般質問(4)

北山のシカ対策について

島根半島・弥山山地は島根県で唯一のニホンジカの生息地とされ、昭和47年からオスジカの捕獲が禁止され、保護・管理がされてきましたが、個体数の増加によって樹木の剝皮や農林産物の食害等が発生し、島根県と出雲市によって捕獲や被害防止対策が実施されて今日に至っています。
島根半島のシカは、昼間と夜間とでは行動圏が異なり、昼間は奥山に滞在し,夜間は人家に近い畑・果樹園で採食行動を行っていることが多いと見ています。
関係住民が編成した自衛班による有害捕獲の実績は、北山で2012~2016 年の5年間で2,428 頭、湖北では5,592 頭となっています。現在、生息数は北山、湖北…

令和3年2月定例会一般質問(5)

まめネットについて

まめネットは医療機関、訪問看護・介護事業所等を相互につなぐ医療情報ネットワークとして、現在913の参画機関があり、62,567人が同意カードの発行があるようです。
まめネットに接続する島根県内の各医療機関では、連携カルテで診療情報等を閲覧でき、診療予約や画像診断など安心で安全な医療サービスの提供に貢献してきました。
ところで、今月から、マイナンバーカードが健康保険証として使うことができるようになります。
マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップでできたり、行政機関のお知らせ情報を確認でき、健…

令和3年2月定例会一般質問(6)

竹島の日に関わる問題について

2月22日は島根県が条例で定める竹島の日で、制定から17年目の今年は、コロナ禍による感染防止の観点から例年よりも参加者を限定して記念式典が開催されました。
16年が経過して、外務省のホームページや教科書への記載、領土展示館の開設などがされたものの、北方領土問題を所管する政府組織が内閣府に北方対策本部が置かれ、北方領土の日が閣議決定され、政府主催の記念式典が行われていることに比較すると、国家行政組織法に定める竹島問題を所管する政府組織は存在せず外交交渉の端緒すら見えないのは極めて残念です。
2012年(平成24年)11月22日に内閣官房に竹島問題対策準備チームが設置…

令和2年11月定例県議会一般質問(1)

県政情報(公報)の伝達と把握について

島根創生の実現には、社会動態のプラスと出生率・出生数の上昇が条件で、社会動態のプラスには都市圏から地方に移住を希求する人へのアプローチが必要です。
子どもを増やすには、子育て支援と結婚対策が必要で、県が取り組んでいる施策を県民にしっかりと伝える必要があります。知事は「人口減少に打ち克つ」として結婚・子育てへの支援を県政の重点施策に据えており、県民に一連の施策が理解されているのか、効果がどうなのかを常に確認する必要があると思います。
そこで、県政情報(公報)の伝達と把握についてお尋ねします。
はじめに、過般、松江市役所の建て替え問題について14,145人…

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