県議会だより

Reports

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(1)

島根の食について

私たちを取り巻く「食の問題について」いくつかの問題を指摘し、執行部の皆さんの見解を問う。

(1)食品添加物に関する国の基準の基本方針(国の使用基準や安全とされる範囲の設定方針の決め方など)について尋ねる。(健康福祉部長)

(2)添加物情報の開示(表示)基準について説明されたい。(健康福祉部長)

(3)市販されている県産の濃口しょうゆ(混合醸造)の原材料名表示に脱脂加工大豆(遺伝子組み替えではない)、小麦、食塩、アミノ酸液、糖類(砂糖、果糖ブドウ糖液糖、
ブドウ糖)、アルコール、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア、甘草)、保存料(安…

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(2)

隠岐航路について

隠岐航路について尋ねる。
(1)隠岐汽船の乗船客数の推移と経営収支の状況を尋ねる。(地域振興部長)

(2)隠岐汽船は本年復配したが、隠岐広域連合から「フェリーおき」を無償で借りうけ、「レインボージェット」を燃料費や修繕費の負担を受けるかたちの支援をうけている。19年の経営危機以降の県、市町村が行った行政支援の状況を示されたい。(地域振興部長)

(3)経営再建のため、航送運賃の値上げなど島民や利用者の負担増となった部分もある。料金が他地域と比べて割高と聞くが隠岐汽船の料金の推移と他の離島地域のフェリー1kmあたりの料金、JRの1kmあたりの運賃との比…

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(3)

宮城全共(全国和牛能力共進会)について

宮城全共への取り組みについて伺う。

(1)長崎全共の惨敗から2年が経過した。和牛の生産、飼養頭数や従事者は依然として漸減傾向にあるように見えるが、近年の状況と、この間、県が講じた振興施策の内容と宮城全共に向けた和牛改良の取り組みの現状を尋ねる。(農林水産部長)

(2)島根県が基幹種雄牛と位置づけた「隆娘」について遺伝的な懸念があると報道された。期待が大きかっただけに、関係者の落胆は大きいものがある。また、初めて、精液が事業団を通じて全国に提供され、「第7糸桜の系譜をひく島根の優秀血統」をアピールするはずが裏目となり、風評被害による価格下落を懸念する声もある。改…

平成26年6月定例島根県議会一般質問(1)

県内企業の海外展開に対する支援について

日銀の短観で、金融緩和と公共投資の拡大いわゆるアベノミクスによる景気回復が一番顕著であるのは山陰との結果が出ております。おそらく、聞いた誰もが「嘘」と言うに違いありません。

株価の動向や一般消費の拡大で恩恵を受けているのは大企業が集中している都市部であり、地方は景気回復の足取りを実感できていないとする見方が大多数で、事実、知事の施政方針や挨拶でも、繰り返しそうした見解が示されてきました。
しかし、日銀の松江支店で島根、鳥取の従業員50人以上の企業約200社を対象にした調査結果には、経済対策による公共事業の発注増加に加えて出雲大社の大遷宮効果がモロに数値として出て…

平成26年6月定例島根県議会一般質問(2)

漁村対策について

県内の漁村の状況についてどのように見立てているのか、お尋ねします。

農林水産省の統計によると、平成25年の漁業・養殖業の生産量は479万1千㌧で前年に比べて
1.5%減少したとあるが、県内の海面漁業の漁獲量と、海面養殖業の収穫量、内水面漁業・養殖業
はどのようになっておりますのか、お尋ねいたします。

県内漁業の就業形態の特徴と傾向、問題点とその対策についてお尋ねいたします。

昨秋からの魚価安についての把握と対策はどのように取られていますか。
また、原油高に対する支援の内容と効果についてもお示し願います。

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(1)

観光振興について

私は2月12日の本会議で明らかにされた溝口知事の施政方針ならびに提案されている平成26年島根県一般会計予算など知事提出第1号から第21号の予算案に関連するいくつかの事項についてお尋ねいたします。
ただいまソチオリンピックが開催されています。力を出し切った選手があれば、力が出し切れず思ったような成績が残せなかった選手、悲喜交々の光景があります。4年に1度しか開催されない大会の、しかも、たった3つしかないメダルをめざして、しのぎを削り、栄光を手にした選手のコメントはいつも感動的です。
全身火傷で瀕死の母が残した日記の「『いまこの時を頑張れ。絶対お前は世界一になれる。お…

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(2)

IT産業の振興と本県産業の展開方向について

コンピューター言語のrubyの開発者は広く普及をめざし、あえて、特許取得をせず、オープンソースとしました。県はrubyの普及・啓発を支援し、技術者の育成やソフトの開発支援、国際会議の開催などを実施してきました。平成20年からの支援によってrubyの技術者数やrubyアソシエーション認定技術者数は着実に伸長していると聞いており、システム開発に占めるrubyの使用比率も漸増しているとのことでありますが、現状についてまず、お尋ねいたします。
IT関連産業の市場は日進月歩どころか秒進分歩の世界であり、ITビジネスは、国境を越えた厳しい競争のなかにあると認識しております。本県では、平成…

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(3)

コミュニティについて

2点目はコミュニティについてであります。
島根には都会で失われたコミュニティが残っていると言われます。小生もそのことに全く疑いを持たなかったのですが、近年、「本当にそうだろうか」との心配を持つようになりました。町内会、自治会の加入率がどんどん低下し、新興住宅街や市街地周辺の集合住宅では自治会加入の勧誘は難しく、警察官の世帯構成調査を拒否する世帯が増加しつつあると聞きました。学校や幼稚園・保育所に通う子供のある家庭ではPTA活動などを通じて辛うじて地域社会への参加機会があるものの、その範囲は限定的で、地域活動やボランティアにはリタイア世代の顔ばかりが目立ち、若年世代の姿が少ない…

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(4)

食育と地域の栄養指導について

3点目は食育と地域の栄養指導についてであります。
島根県の死因の1位はがんですが、2位が心疾患、3位が脳疾患、4位が糖尿病など生活習慣病と言われるもので、これらは血液に由来する疾患だと言われ、日常の食生活で一定の防止ができる疾患です。一般に「食育」と言われている取り組みは、主として学校や幼稚園、保育所などに在籍する子供や保護者を対象に行われており、食物、とりわけ動植物の由来や栄養を学習することや、食事のマナーや残さずに食べる習慣などを育成することは大切な取り組みではありますが、一面から見ると、非常に限定的な取り組みでしかないと思われますが、食育の現状と問題点、今後の方向につい…

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(5)

島根原子力発電所の再稼働について

4点目は原発の再稼働についてであります。
私が市議会に籍を置いていた頃、島根原発の設置や稼働に対して、当時の市長答弁は「島根原発の問題に関しては、第一義的には立地自治体の鹿島町と隣接の島根町、松江市の問題」とするものでありました。原発から10㌔圏内にあるにもかかわらず「何故、何も言えないのか」という意識を持ちながらも、「原発事故は起きない」という前提で組み立てられた施策に対する懸念は大きくはありませんでした。ただ、私は県議会議員に当選した最初の質問で、原発から10㌔圏内にある平田市(現在は出雲市)地合町について、万が一の場合の動線が全く確保されていない不合理を述べ、現在まで、…

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