県議会だより

Reports

平成24年6月定例会一般質問(3)

宍道湖しじみ漁業について

農林水産省の統計で、しじみの昨年の全国漁獲量は9474トンで、島根は前年比1443トン減の2358トン。一方、十三湖や小川原湖がある青森は3672トンで、島根県は宍道湖のシジミの漁獲量が昨年、大幅に減少し、21年ぶりに全国2位に転落し、青森県に日本一を明け渡しました。
宍道湖は日本を代表するヤマトシジミの名産地で、島根の漁獲量の9割以上を占めています。島根は70年代からシジミの漁獲量日本一で、90年に一度、秋田県に首位を明け渡しましたが、その後も年間6000~7000トンで、ダントツのトップでした。
首位を明け渡した直接の原因は、シジミ漁師280人が所属する宍道湖…

平成24年6月定例会一般質問(4)

外国人観光客の受け入れについて

日本政府観光局の報道発表資料から外国人訪問率ランキングでは、訪問率第1位は東京都で59.33%。これは訪日外国人の約60%が東京を訪れていることを意味しています。訪日外国人にはビジネスマンも含まれており、商用も多い東京都の訪問率が高くなっているのは当然ですが、2位は大阪府の25.17%で3位は京都府の22.00%。上位を見ると、都市部に加えて北海道や奈良県、大分県、広島県など有名観光地をかかえる地域が並んでいます。
日本を訪れる外国人観光客は年間800万人を超え、最も多い韓国からは2,439,816人で訪日外国人の約28%、中国1,412,875人、台湾1,268,278人な…

平成24年6月定例会一般質問(5)

中村元記念館の期待と支援について

本年は、島根県松江市の出身で文化勲章を受章されたインド哲学者で、東京大学名誉教授の中村 元先生の生誕100年にあたります。中村先生は、主たる専門領域であるインド哲学・仏教思想にとどまらず、西洋哲学にも幅広い知識をもち思想における東洋と西洋の超克を目指していた日本を代表する哲学者であり、思想家であります。
その業績については、いまさら言うまでもありませんが、「東洋思想の研究およびその成果の普及」ために1970年特例民法法人の東方研究会を、1973年東京大学を定年退官後、東方学院をされざれ開設、学院長に就任し、「寺子屋」と称して、国籍も学歴も年齢も問わず、真に学問を目指す若手研究…

平成24年2月定例会一般質問(1)

事業効果の早期発現について

予算編成には裏付けとなる財源の確保が必要であり、負担と給付の均衡が基本だが、一般会計の規模は拡大の一途で、民主党政権下で、実に14兆円も増加した。これは東日本大震災や原発事故の復旧費は含まれていない。国政は、政権交代のスローガンである「ムダの根絶」「予算の組み替え」は「社会保障と税の一体改革」にすり替えられ、歳出削減を放置したままで増税が議論されている。このままでは、国民は政治に愛想を尽かしてしまう。
「増税の前にやることがある」というメッセージを議員定数の削減や公務員給与の引き下げで対応しようとするのは、単にマスコミのミスリードに政治家が反応しただけで、状況は何も変わらない…

平成24年2月定例会一般質問(2)

ITの活用による医療・福祉政策の転換について

政府は2015年度から国民総背番号制を導入し、ようやく住民情報や税、福祉などの行政情報を一元管理できる法律を閣議決定し、通常国会に提案すると報道されている。

1仄聞するところでは、岡山県では、電子カルテを導入している医療機関が患者の診療情報を交換・共有する取り組みを実施すると報道されたが、内容は。(健康福祉部長)

2 県内主要病院54病院中23の施設が電子カルテを導入しているが、診療情報の共有、交換はどのように図られているか。(健康福祉部長)

3 平成22年度に支払われた島根県内の医療費総額および75歳以上、65歳以上75才未満、65歳未満の総額…

平成24年2月定例会一般質問(3)

島根県の情報発信のありかたについて

島根県の「発信下手」について問う。島根県発の情報発信は皆無と言って良いほど少ない。
2月22日は竹島の日だったが、マスメディアに取り上げられたのはほんの僅かで、テレビニュースや新聞はほとんどローカル版だけだったように感じる。
1 「竹島の日」に対する啓発・宣伝に要した経費はいくらか。具体的に示されたい。(総務部長)

2 「竹島の日」についてTVニュースまたは番組で取り上げられた時間はNHK,民報でどのくらいか。コマーシャルを除いて示せ。(総務部長)

3 「竹島の日」について、前日、当日、翌日以降で取り上げた新聞は何紙か。そのうち、全国紙…

平成24年2月定例会一般質問(4)

空き家や放置され荒廃した農地、山林の買取基金設置について

島根県の人口減少は極めて深刻である。24年度の県内市町村立小学校の新入学児童数は5641人で、20年前と比較して3490人の減で、山間地域と海岸地域の学校は軒並み大幅減となっている。
従来、山間地域(中山間地域を含めて)と海岸地域は、そこに定住することで、農林水産業の生産活動に参画でき、都市部定住者に比較して経済的なメリットがあったが、農林水産業の採算性が失われ、職場への通勤時間・費用のロスと農地や山林、海岸の管理などにかかる、肉体的・経済的負担が、若年者の定住思考を大幅に低下させている。近く、新しい中山間地域の振興計画を策定すると聞いているが、具体的な施策の立案にあたっては…

平成24年2月定例会一般質問(5)

県立学校の入学・卒業式への設置者たる県教委の参席について

苦言を1つ。
小生は3月3日にある県立高校の卒業式に出たが、そこに設置者である県、県教委の代表の姿は皆無であった。
「卒業証書授与式」は、学校教育法施行規則によって定められた学校行事で、儀式の際に、出席者全体に対し、校長の「式辞」と管理者の「告辞」は当然だと考える。
教育委員が5人、教育庁の管理職は22人、教育事務所に8人、教育センターや図書館、青少年の家など出先機関の長を含めると40名以上の管理職が居るわけであり、仮に、県立学校のすべてが同じ日に卒業式をやっても出ることは可能だ。
「答えは現場にある」と言われて久しいが、いったい何を考えて…

平成23年11月定例島根県議会一般質問(1)

松枯れ等について

1 県の木について
クロマツが県木になった理由と、その保護などに対する県の取り組みについてお聞かせください。

2 県内の松枯れの状況把握について
県内の松枯れの面積、材積あるいは損失金額は累計でどのぐらいになってますか。

3 松枯れの拡大について
平成18年、19年に続いて、昨年、ことしと出雲市周辺の松枯れが急増しているように感じます。県内及び出雲市の状況についてお聞かせください。
また、出雲大社周辺、浜山公園、宍道湖北山県立自然公園について、どのように把握されていますか。

4 拡大の原因について<…

平成23年11月定例島根県議会一般質問(2)

県職員の事務執行や危機管理などについて

1 島根県の事務事業の執行体制について
県の行政事務は適切に行われていますか。また、部局の連携あるいは課内、グループ内などでの意思疎通がどのように図られていますか。
仕事に対する事務事業の共通理解、あるいは同僚がどの仕事をどの程度、どういう形で進捗してるのかという共通理解は、どのように図られていますか。それから、チェック体制は整備されていますか。

2 職員間の情報共有について
県庁へ電話しますと「ただいま席空きです」と応対され、「どのようなご用件でしょうか。私は○○ですが、代わってお聞きします。」というのは聞いたことがありません。

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