県議会だより

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成29年2月定例県議会一般質問(4)

国道431号について

国道431号は島根半島北岸の主要幹線であり、境港・松江・平田・出雲大社を結ぶ観光、物流の動脈であります。現在、松江以東は地域高規格道路「境港・出雲道路」を意識した4車線化が進み、出雲地域でも東林木バイパスが供用されています。
当初、地域高規格道路は設計速度60kmの立体交差の有料自動車専用道とされていたため、バイパスでのルート検討がされてきましたが、平面交差が許容されたため、事業計画が大きく変容したと聞いており、431号沿線の自治協会や経済でつくる平田地域の道路整備促進期成同盟会では、国道431号を高規格化または4車線化し、ある程度時間がかかっても、現在供用されているルートで…

平成29年2月定例県議会一般質問(5)

町並みや景観の保存について

出雲市平田町の袋町、新町界隈は酒蔵や醤油蔵が建ち並び、大正、昭和の風情を残す「木綿街道」と呼ばれる地域です。毎年、節分には30~40軒の店先に、黄粉や醤油味、味噌味の和風のたれをはじめ洋風やイタリアンなど、さまざまな種類のトッピングで、つきたてのもちを味わう「もち街イベント」があります。各人がそれぞれにトッピングしたもちを皿に乗せ、食べ歩き、まち歩きを楽しむイベントには、道路幅がわずか3m足らずの延長500mほどの路地に5000人からの人出でにぎわいます。
古くからの街並みには味わいがあり、松江の武家屋敷や石橋町、竪町、大田市の温泉津温泉や大森地区などの魅力は言うまでもなく、…

平成29年2月定例県議会一般質問(6)

「手しごと」の技能継承について

鍛冶屋、日本料理の板前、大工、左官など手しごとの職人が一人前の技能を身につけるためには、親方から技能を伝承するために相当の時間を要します。しかし、普通で10年と言われる徒弟制度は、景観同様、いま、失われようとしています。
農山漁村の担い手となる農林水産業の後継者難が問題になり、国、県、市町村が一定の支援に乗り出してからかなりの時間が経過しました。住居や圃場、施設、機械化・省力化の支援、一定の所得保障など、ハード・ソフトの支援策が功奏し、近年、ようやくUターンやIターンを含め、新規の従事者が現れるようになりました。
昨年、本会議の質疑で、建築に関わる大工さんの不足を…

平成29年2月定例県議会一般質問(7)

県立中央病院の経営について

県立中央病院は、島根県全域をエリアとした3次医療を担う基幹病院として、高度、特殊、専門医療を提供するとともに、救命救急センターとしての機能を有するほか、地域医療のへの支援など県民が安心して暮らすための重要な役割を担っています。
しかしながら、少子高齢化の進行による患者数の減少や国の度重なる医療政策の変更、医師確保の不足などに対する対応の遅れによって、いま、経営の根幹が揺らぎつつあります。
中央病院は平成25年度に11年ぶりに単年度資金収支が赤字となって以降、26年、27年と3年連続の赤字を計上しており、平成25年3月に策定された病院中期計画2013(H25~H28…

平成28年11月定例県議会一般質問(1)

フードバンクについて

島根県の学校剣道界に大きな足跡を残し、陸上競技の吉岡隆徳さんなど数人にしか贈られていない島根県のスポーツ指導功労者として知事表彰を受け、平成23年7月に早世された小村美正先生は、「上手くなりたい」「伸びたい」と願う子どもたちの支援・指導が教員(指導者)の役割で、できなかったことができるようになる達成感や試合や大会で成果を上げた時の喜び、感動を共有できることが,私たち教員(指導者)の醍醐味であり、私の生きがいとするところだと述べておられます。
ここのところ、議会のやりとりを聞いておりますと、教育現場に従来の学習指導、生活指導に加えて、人権事象や貧困、スマホ、有権者など次から次へ…

成28年11月定例県議会一般質問(2)

浜田技術センターの機能移転について

10月は神在月。全国から出雲大社に八百万の神様がお越しになり、神議が終わると、万九千神社で直来の後にお帰りになるとされていますが、出雲風土記には、「佐香郷。都家の正東四里一百六十歩なり。 佐香の河内に百八十神等集い坐して、御厨立て給いて、酒を醸させ給いき。即ち百八十日喜讌して解散坐しき。故、佐香という。」と書かれ、平田にある佐香神社付近の河原で180余人の神様が180日も茣蓙舐め宴会をしたとあり、それ故に日本酒発祥の地とされる佐香神社で、10月13日に例大祭が行われます。
佐香神社は国税局から濁酒1石の酒造免許が付与されており、神職が仕込んだ濁酒が祭礼の当日参拝者に振舞われ、…

平成28年11月定例県議会一般質問(3)

保育人材の確保について

テレビ、新聞を問わず、ほとんど毎日のように「待機児童」と「保育士の待遇」という言葉が踊り、保護者とりわけ女性が社会で活躍できないのは子どもを保育園に預けることができないからだとばかりの報道が続いています。
小生は、父が児童福祉に関わったことから40年近く保育園の運営を直接、間接に見てきましたが、このところ、保育園の役割が「保護者に代わって子どもを見守る」から「保護者に代わってこどもを育てる」へ大きく変質してきたように感じます。
「朝ご飯を食べさせない」「家庭で基本的な生活習慣を(しつけを含めて)つけない」などは珍しいことではなくなり、「勤務が休みの日でも『リフレッ…

平成28年11月定例県議会一般質問(4)

口腔ガンと歯科健診について

昨年、小生の小学校時代の担任をしていただいた先生がお亡くなりになりました。
死因は口腔ガンの一種である舌ガンで、口内炎がなかなか治らず、黒く変色してきたために受診したら、すでに他臓器に転移していたとのことで、入院から僅かな時間で臨終となってしまいました。
人間、生まれたら、必ず死にますから、致し方の無いこととは言え、誰しも、1日でも元気に長生きがしたいと思うのは一緒です。
先日、定期の歯科検診に行き、歯周病の予防となる歯石除去等を行っていただきましたが、掲示板に松江市と出雲市で実施される無料の口腔ガンの集団検診の告知で、「なかなか治らない口内炎 それは…

平成28年9月定例県議会一般質問(1)

北朝鮮の動向について

ここ何ヶ月、舛添問題に始まり都知事選、オリンピック、豊洲と、まるで東京都の問題が国の問題とばかりの報道が続いております。
日本のおかれた国際環境は東シナ海、日本海ともに緊張状況に近いものであり、中国の尖閣上陸、北朝鮮暴発のXデーを想定した準備が求められると思います。
9月20日、北朝鮮は「静止衛星運搬ロケット用大出力エンジンの地上燃焼実験に成功した」と発表しました。
金正恩朝鮮労働党委員長は核弾頭の爆発実験と核弾頭搭載が可能な各種弾道ミサイルの発射実験を指示したと伝えられており、8月24日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射、9月9日の核実験に続く…

平成28年9月定例県議会一般質問(2)

予防接種について

危機管理という観点では、現在、じわじわと拡大している麻疹についてお尋ねします。
9月4日、大阪府は関西空港で発生した麻疹の罹患者が34人と発表したことを皮切りに、感染拡大が報じられています。麻疹の感染力は空気感染するためインフルエンザの10倍とも聞きますが、感染力を示す「RO」数値を用いて、麻疹など、空気感染する感染症について説明してください。(健康福祉部長)

私たちにとって麻疹は子供の頃に誰もがかかった病気で、高い熱と発疹が出たと記憶しています。麻疹には特効薬がなく、予防接種によって免疫をつけることで、完全に予防できるとされながら、そうなっていないのは、なぜで…

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