県議会だより

Reports

平成28年11月定例県議会一般質問(1)

フードバンクについて

島根県の学校剣道界に大きな足跡を残し、陸上競技の吉岡隆徳さんなど数人にしか贈られていない島根県のスポーツ指導功労者として知事表彰を受け、平成23年7月に早世された小村美正先生は、「上手くなりたい」「伸びたい」と願う子どもたちの支援・指導が教員(指導者)の役割で、できなかったことができるようになる達成感や試合や大会で成果を上げた時の喜び、感動を共有できることが,私たち教員(指導者)の醍醐味であり、私の生きがいとするところだと述べておられます。
ここのところ、議会のやりとりを聞いておりますと、教育現場に従来の学習指導、生活指導に加えて、人権事象や貧困、スマホ、有権者など次から次へ…

成28年11月定例県議会一般質問(2)

浜田技術センターの機能移転について

10月は神在月。全国から出雲大社に八百万の神様がお越しになり、神議が終わると、万九千神社で直来の後にお帰りになるとされていますが、出雲風土記には、「佐香郷。都家の正東四里一百六十歩なり。 佐香の河内に百八十神等集い坐して、御厨立て給いて、酒を醸させ給いき。即ち百八十日喜讌して解散坐しき。故、佐香という。」と書かれ、平田にある佐香神社付近の河原で180余人の神様が180日も茣蓙舐め宴会をしたとあり、それ故に日本酒発祥の地とされる佐香神社で、10月13日に例大祭が行われます。
佐香神社は国税局から濁酒1石の酒造免許が付与されており、神職が仕込んだ濁酒が祭礼の当日参拝者に振舞われ、…

平成28年11月定例県議会一般質問(3)

保育人材の確保について

テレビ、新聞を問わず、ほとんど毎日のように「待機児童」と「保育士の待遇」という言葉が踊り、保護者とりわけ女性が社会で活躍できないのは子どもを保育園に預けることができないからだとばかりの報道が続いています。
小生は、父が児童福祉に関わったことから40年近く保育園の運営を直接、間接に見てきましたが、このところ、保育園の役割が「保護者に代わって子どもを見守る」から「保護者に代わってこどもを育てる」へ大きく変質してきたように感じます。
「朝ご飯を食べさせない」「家庭で基本的な生活習慣を(しつけを含めて)つけない」などは珍しいことではなくなり、「勤務が休みの日でも『リフレッ…

平成28年11月定例県議会一般質問(4)

口腔ガンと歯科健診について

昨年、小生の小学校時代の担任をしていただいた先生がお亡くなりになりました。
死因は口腔ガンの一種である舌ガンで、口内炎がなかなか治らず、黒く変色してきたために受診したら、すでに他臓器に転移していたとのことで、入院から僅かな時間で臨終となってしまいました。
人間、生まれたら、必ず死にますから、致し方の無いこととは言え、誰しも、1日でも元気に長生きがしたいと思うのは一緒です。
先日、定期の歯科検診に行き、歯周病の予防となる歯石除去等を行っていただきましたが、掲示板に松江市と出雲市で実施される無料の口腔ガンの集団検診の告知で、「なかなか治らない口内炎 それは…

平成28年9月定例県議会一般質問(1)

北朝鮮の動向について

ここ何ヶ月、舛添問題に始まり都知事選、オリンピック、豊洲と、まるで東京都の問題が国の問題とばかりの報道が続いております。
日本のおかれた国際環境は東シナ海、日本海ともに緊張状況に近いものであり、中国の尖閣上陸、北朝鮮暴発のXデーを想定した準備が求められると思います。
9月20日、北朝鮮は「静止衛星運搬ロケット用大出力エンジンの地上燃焼実験に成功した」と発表しました。
金正恩朝鮮労働党委員長は核弾頭の爆発実験と核弾頭搭載が可能な各種弾道ミサイルの発射実験を指示したと伝えられており、8月24日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射、9月9日の核実験に続く…

平成28年9月定例県議会一般質問(2)

予防接種について

危機管理という観点では、現在、じわじわと拡大している麻疹についてお尋ねします。
9月4日、大阪府は関西空港で発生した麻疹の罹患者が34人と発表したことを皮切りに、感染拡大が報じられています。麻疹の感染力は空気感染するためインフルエンザの10倍とも聞きますが、感染力を示す「RO」数値を用いて、麻疹など、空気感染する感染症について説明してください。(健康福祉部長)

私たちにとって麻疹は子供の頃に誰もがかかった病気で、高い熱と発疹が出たと記憶しています。麻疹には特効薬がなく、予防接種によって免疫をつけることで、完全に予防できるとされながら、そうなっていないのは、なぜで…

平成28年9月定例県議会一般質問(3)

障がい者(児)の就労について

リオデジャネイロパラリンピッが閉幕しました。出雲市出身で車椅子テニスの三木選手の健闘をたたえるとともに、障がいをありながらも、それを克服して活躍した全てのパラリンピアンに拍手を贈ります。
そこで、県内で、障がいを有する皆さんの社会参加の現状についてお尋ねします。
本年9月1日現在、県内には、障がい者(身体、知的、精神、発達)と認定され、手帳を交付された者(児)の状況はどのようになっていますか。
また、支援施設への入所の状況についてもお示し願います。(健康福祉部長)

発達障がいについては、すでに同僚議員から質疑がされましたが、手帳の交付が、…

平成28年9月定例県議会一般質問(4)

監査について

今議会では、まもなく、平成27年度決算が審査されます。決算には必ず、監査委員の意見が付されています。
そこで、監査についてお尋ねします。
監査は、監査をする側は、事務執行の手続きに不適切な事項や不
備があれば、これを指摘し、適正な状況に修正させるという目的があり、受ける側は、監査の前に執行に至る経緯、記録を再点検し、正しい事務執行記録を残すというものだと考えますが、いかがですか。(代表監査委員・総務部長)

県は、監査委員による監査のほかに包括外部監査として、弁護士や公認会計士などに行政監査を依頼していますが、その目的と監査委員による監査と…

平成28年9月定例県議会一般質問(5)

親守詩について

親守詩についてお尋ねします。
「親守詩」は 子どもが5・7・5で「感謝」、親が7・7で「親心」を表現する 親子のキャッチボール短歌で、「子が親を思って作る詩」のことです。当初は短歌で始まった形式も今では、子どもが親への思いを作文や定型詩などで表現し、親子のつながりを再確認するかたちになっています。
島根県では浜田市の教育委員会が熱心に取り組んでおられ、島根県教育委員会も昨年からふるまい向上運動の一環として取り組みを始められたと聞いています。
例えば、昨年の全国コンクールの優秀作品を紹介しますと
「ぼくのゆめ パパみたいな しょうぼうし」(子…

島根県議会平成28年5月定例会一般質問(1)

地域医療のあり方について

5月27日、アメリカ大統領が広島を訪問しました。
わずか50分足らずの時間であったにせよ、その訪問が持つ意味は、戦後の71年に匹敵するほど大きく、ワシントン講和条約、沖縄返還に続く日米和解の象徴的な出来事として長く歴史に残るものであり、
「71年前の雲一つない晴れた朝、空から死が降ってきて、世界は一変した。閃光(せんこう)と火の壁が街を破壊した。そして人類が自らを滅ぼす手段を持ったことを明示した。・・・・・(中略)
「なぜわれわれはこの地、広島にやって来るのか。そう遠くない過去に放たれた恐ろしい力について思案するために来るのだ。
世界はここ…

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