県議会だより

Reports

11月定例県議会一般質問(1)

物価高騰対策について(その1)

自民党島根県連は11月9日から11日までの3日間、県内市町村や農林水産業、商工・製造業、医療、介護、福祉、金融など31団体の代表80人余から県内のコロナ禍や諸物価高騰の実態と必要とされる支援措置などについて意見聴取しました。

島根県では、少子高齢化による勤労世代の減少に加えコロナ禍や働き方改革の労働時間規制による人出不足が顕著となっており、有効求人倍率も全国平均より高くなっています。

社会生活には大きな影響が生じているコロナ感染は、中小企業に対する00融資や生活困窮者に対する特別貸し付けなどによって経済的な破綻は回避されていますが、社会がウィズコロナの向かう中…

11月定例県議会一般質問(2)

物価高騰対策について(その2)

物価対策に関わる4点目は、公共調達の物価スライドについてであります。

島根県は、例えば公共工事の場合、資材や人件費の上昇などによって請負代金が上がり、上昇分が1%を超えたものは申請に基づき改定される国(国交省)が基本的に定めているスライド条項を準拠されていると聞いていますが、通常、請負代金額の変更は、基準日における出来高部分に相応する請負代金額を基にして算出されるとのことですが、その要件に、『残工期が2ケ月以上』とする規定があり、工種によっては、工期末に機器納品や取り付けを行うものもあり、受注者の負担とされている1%条項と残工期規定を見直しする必要はないのか、今後、入…

11月定例県議会一般質問(3)

DXの推進について

DX(ディーエックス)とは、「Digital Transformation

(デジタルトランスフォーメーション)」の略称で、デジタル技術によって、ビジネスや社会、生活の形・スタイルを変える(Transformする)こととされていますが、地域の人口が減り、近隣の商店や利便施設、病院・診療所などが遠隔地の施設と統合されてきていますが、物価が上昇する中で、DXの活用で行政サービスや住民生活のコストが低減すれば大きな助けになるとと考えますが、初めに政策企画局長にDXについて基本的な認識についてお尋ねします。

経済産業省は2018年12月、「デジタルトラン…

11月定例県議会一般質問(4)

選挙の投票率向上について

2023年春の統一地方選の投票日を定める特例法が11月11日の参院本会議で可決、成立し、道府県と政令指定都市の首長・議員選挙は4月9日、政令市以外の市区町村の首長・議員選挙は4月23日で、告示は知事、政令市長選挙が3月23日、道府県県議会議員と政令市の議員が3月31日などとなりました。

ところで、11月20日投開票が行われた鳥取市議会議員選挙の投票率が、男38.59%、女39.65%、全体で39.15%と報道され、大変驚きました。住民にいちばん身近な代表を選ぶ選挙で6割を超える人が棄権することは代議制を取る議会制民主主義の危機であり、このところ、かつて国政選挙の投票率で「日…

令和4年9月月議会一般質問(1)

「地方創生」アベノミクスについて

日本の国土政策は、「国土の均衡ある発展」を合言葉に、高度経済成長による右肩上がりの経済が生み出す富を地方に再配分して構築されてきましたが、経済成長が鈍化し、公共事業や補助金、地方交付税などによる地方分配型の政策が財政赤字を増大させるとして、2001年4月、「聖域なき構造改革」を掲げた小泉内閣によって見直しをされました。
しかし、市場原理の導入は都市と地方の格差や所得格差の拡大を増幅させたため、2014年9月、第2次安倍改造内閣は東京一極集中の是正と都市と地方の経済格差を解消することによって、地方の人口減少や活力低下に歯止めをかけ、日本全体の国力を高める政策として地方創生を掲げ…

令和4年9月月議会一般質問(2)

「地方創生」大都市圏と地方の公務員給与の格差について

次に、大都市圏と地方の格差についてお尋ねします。
全国で見れば、東京圏など大都市圏への人口集積が進んでいますが、島根県でも松江と出雲への人口集積が進んでいます。さきの国調の結果を見ると、県人口が大きく減少をしているのに世帯数は減少していません。つまり、1世帯当たりの構成員が大きく減少し続けているということであり、それは、農山漁村いわゆる中山間地域において顕著であるように思います。
はじめに、昨日公表された基準地価は、東京銀座が1㎡あたり3,930万円で、島根県の松江市伊勢宮は1㎡11.4万円の約344倍ですが、この実態に対する知事の所感を求めます。(知事)

令和4年9月月議会一般質問(3)

「地方創生」地域別最低賃金について

次に地域別最低賃金についてお尋ねします。
島根県でも先の審議会で、地域別最低賃金について33円の引き上げが答申され、10月5日から適用となりますが、最賃制度はいつから始まったものですか。
ところで、地域別最低賃金の全国の加重平均と東京都・島根県の地域別最低賃金は、20年ほど前には東京と島根県の賃金差は100円であったのに、東京と島根は大きな差異が生じた理由はどこにあると考えますか。
また、最低賃金の格差によってどのような状況が生じると考えられますか。(商工労働部長)

令和4年9月月議会一般質問(4)

「地方創生」農山漁村について

次に、農山漁村の状況についてお尋ねします。
台風11号、14号の襲来はコメや果樹の収穫期と重なっており、その影響を心配するところであり、被害を受けた地域や就業者に寄り添った適切かつ迅速な支援をお考えいただきますようお願いをしておきたいと思います。
初めに、県内の農業や漁業、林業就業者の平均所得の推移について1950年から10年刻みでお示しください。
同様に、農産物価格の推移について、例えば米や野菜、畜産物の主標で同じようにお示しください。
地域から八百屋や魚屋が消え、全国チェーンのスーパーやコンビニにとって代られています。スーパーやコンビニ…

令和4年9月月議会一般質問(5)

「地方創生」情報発信について

次に情報発信についてお尋ねします。先日の山陰中央新報の一面に掲載された松江、出雲の周辺部人口の減少記事には、将来を憂うる人々に大きなインパクトがありました。
はじめに、社人研の結婚に関する報告の内容について全国と島根県の状況をお聞かせください。(地域振興部長)
次に、島根県の結婚件数と出生数の推移について、昭和30年と昭和60年、平成27年、令和2年、および令和3年の数値をお聞かせください。また、近年のコロナ禍の影響については、どのような分析を行っていますか。(健康福祉部長)
ところで、ふるさと島根定住財団が設立されて以降のU・Iターンの状況と近年とみ…

令和4年9月月議会一般質問(6)

「ブルシット・ジョブ」について

「ブルシット・ジョブ」について伺います。
近ごろ、「ブルシット・ジョブ」と言う言葉を聞きますが、その意味するところは何でしょうか。
また、県庁でブルシット・ジョブにあたる職種や思い当たる部署がありますか。
ところで、TVや映画のドラマや時代劇で「昼行燈」として一見無駄・無能のように見える者が実は「キレ者」で、一たび何かが起きるとその処理にあたるとする姿が描かれます。経費削減や行革で姿を消した職種やアウトソーシングされた分野に職場に必要不可欠な要素を持っているものはありませんか。(総務部長)
行政においても一般企業においてもクレーム処理は極め…

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