Reports
今期定例会の質問もいよいよ殿。寄席では大看板です。気合を入れて、通告いたしました4点について知事並びに担当部局長の見解を質したいと存じます。
生物の生存の最大理由は種の存続、生命体の維持にあることは普遍の原理原則です。通常それは「本能」「摂理」という言葉で表されてきました。しかし、いま、改めて「生を育む意義」に言及しなければならないことが少子化問題の根底だと思うのであります。「長幼の序」を基本とした東洋思想、社会規範を持つ両親に育てられた私たちの世代と戦前を全て否定する風潮の中で育った、いわゆる団塊の世代以降の親に育てられた世代は明らかにその精神構造に相違があります。国家観や…
│掲載日:2007年03月15日│
「オリンピックや国際大会に日の丸をつけて出れば島根県で教員になれるだろうか」との問いに「もちろんだわな」と答えたのですが、現行はダメ。島根の教員はまず学業、特に記憶力が優秀な人材でなければ採用試験の難関は突破できないようであります。
高校、大学の在籍時に日本一になっても、否、国際的な評価を受けてもそれを実績評価されることはありません。厳しい鍛錬を経、それに打ち克ち成果を収めたものだけが持つ、経験に裏打ちされた言葉、肉声がどんな知識にも、書籍にも勝る指導となることがあります。また「島根県は高校や大学で一生懸命やれば見てくれる、評価してくれる」ということが県出身の学生たちにどれだ…
│掲載日:2007年03月14日│
長崎ゆめ総体が終わりました。昨年に比べて一、二回戦の突破はあったものの上位入賞種目は半減し、来年の中国04総体を前に結果としては惨敗でした。一昨日、国体の夏期大会が終了し、速報では競泳や飛び込み、セーリングの3競技5種目で入賞したものの(ゴルフの個人を含めると4競技6種目ですが)冬期夏期あわせた競技得点は最下位の47位とのことであります。教育長はこの現実をどのように受け止めておられるのか、見解を質したいと存じます。
平成12年度からの第3次競技力向上5カ年計画であるジュニア競技力パワーアップ事業により16年総体を見込んだ強化指定による精鋭選手強化が図られ着実な底上げがあるとの…
│掲載日:2007年03月13日│
豊かな海づくり大会の開催まであと2週間ほどになりました。しかし、いま県内漁業の状況は大変です。今春は巻き網船団の廃業、今夏も沖合底引き船団の破綻が報じられております。昭和50年代から比較すると巻き網、底引きは半減、定置は4割減といわれており、漁価、浜値もおそろしく安い状況が続いています。ブランド力強化のため保冷パックや殺菌冷海水など鮮度保持や規格の統一等によって品質向上を図っているにもかかわらず卸値の下降傾向に歯止めがかからない状況ですが、ここ30年ほどの漁業経営体の推移をどのように見ておられるのかまず農林水産部長の見解を質したいと存じます。
海に面した島根県の振興はある面で…
│掲載日:2007年03月12日│
自民党議員連盟の園山繁であります。自動車の運転免許を取得いたしますと1年間は新米運転者を示す緑と黄色の双葉マークの表示が義務づけられます。私は胸に双葉マークのついた新米議員でありますので、言葉の稚拙なところや不十分な点はどうか寛容に、そして執行部の答弁は丁寧・親切にお願い申し上げる次第であります。
「民は賢にして愚なり、また愚にして賢なり」という。まさに言い得て妙であります。私は、現在の世相、とりわけ報道の有り様によって世論が大きく変わるなかで、政治に対する住民の皮膚感覚は極めて敏であり、鋭く真理をつくことを言い当てていると思います。 私は、この1月まで平田市議会に籍を置いて…
│掲載日:2007年03月11日│
一つの事例を申し上げます。平田市に西郷土手と呼ばれるところがあります。一般県道鰐淵寺線と十六島直江停車場線の共用部分で国道431号から河下港に至る平田市西郷町地内でありますが、ここの平田船川は30年間に73回も冠水により通行止になっています。また、湯谷川の河口部は滞水被害も深刻です。20年も前にポンプ場の用地が買収されながら依然手つかずで、総合パイロット事業の完成により圃場整備され優良な農業生産の場が用意されたにもかかわらず、十分活用できない状況が続いていす。 確かに、水害常襲地帯であった平田市の治水は国、県の肝いりにより大きく改善されました。しかし、事業着手から30年の歳月は対象地域…
│掲載日:2007年03月11日│
ニホンジカの生息調査の方法に区画法があります。あらかじめ一定の区域を定めてその中に実際シカを何頭目視できるかという調査方法ですが、私も過去これに参加し実際に山林を踏査してきました。山林の荒廃は私達の想像以上です。ほとんどの人工林は山の中が真っ暗で、ほとんど草は生えていないのです。だから少量の雨でも土砂が流出し川は濁流となります。梅雨期ともなれば斜面・法面崩壊も顕著となっています。
私は平成9年7月12日に布勢川の土石流災害に遭い、避難生活も体験しました。この原因も密植状態の人工林の荒廃でした。山林の保水力の低下は山間農地の荒廃により下流部を直撃しかねない極めて憂慮すべき状況と…
│掲載日:2007年03月10日│
最後に予算(事業)執行のメリハリについてお尋ねいたします。事業予算は一律カットにより、道路や港湾のように地域の社会基盤整備の年次計画が遅延することが予想されています。言うまでもなく民間事業者の設備投資意欲を喚起するためには地味であっても投資土壌の整備が不可欠であります。知事も県政上の最重要視点として産業振興を挙げられたわけですが、やっとこれからという時に基盤整備を低下されては産業振興はおぼつかないと思います。特に、これから建設される施設では使用料が徴収できる施設とできないものとの建設手法を再検討してはどうかと思います。マーケティングとコンサルティングの徹底により、ある程度採算が見込めるも…
│掲載日:2007年03月09日│