県議会だより

Reports

平成26年11月定例島根県議会一般質問(1)

「住みやすい地方の先端県しまねについて(1)

わが社の事務所には小生がJCの現役の頃に(たぶん25年ぐらい前だったと思う)出会った株式会社ヒューマンウェア研究所の清水英雄さんの「あきないの詩」が掲示してある
清水さんは「人生はドラマ」で「ピンチはチャンスだ」と可能思考が成功に導く道だと説き、最後に次の詩を読まれた。ずいぶん時間が経過したが、インパクトが強く、昨日のことのように覚えている。

ほんものとは「あきないもの」のことであろう
いい絵は見あきない
いい音楽は聞きあきない
いい本は読みあきない
いい着物は着あきない

商売のことも あきない とい…

平成26年11月定例島根県議会一般質問(2)

「住みやすい地方の先端県しまね」について(2)

東京の1人あたり所得は437万円に対し、島根県は238万円だが、1世帯あたりの構成員は1:2で、世帯所得で見ると遜色は無い。いままで続けてきた施策に加えて、農林水産業を基盤にした内発的な産業振興に着手すべきである。

島根県の大半は中小、零細企業で、自己資本は小さく、設備投資の原資は借り入れがほとんどである。借り入れた資本は利息を付加して、返済する必要があるから、企業は返済のキャッシュフローを確保しなければならない。
キャッシュフローが減価償却と同程度で、借り入れの返済が減価償却の範囲内であれば、借入の返済はできるが、資産は減少し、ほとんどの場合、再生産投資のため…

平成26年11月定例島根県議会一般質問(3)

ハンセン病に見る人権侵害事象に対する啓発について

ハンセン病は皮膚と末梢神経を主な病変とする抗酸菌感染症で、現在は途上国を中心に患者がいるものの、日本では毎年数名の新規患者の発生で、過去の病気になってきている。
感染症法の前文には「我が国においては、過去にハンセン病、後天性免疫不全症候群等の感染症の患者等に対するいわれのない差別や偏見が存在したという事実を重く受け止め、これを教訓とし て今後に生かすことが必要である。」と記載されているように、従来、ハンセン病は「らい」、「癩」などと呼称され、偏見・差別によって、罹患した人たちを苦しめた。
らい予防法の廃止(1996年)に伴い届け出制度はなくなったが、日本ハンセン病…

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(1)

島根の食について

私たちを取り巻く「食の問題について」いくつかの問題を指摘し、執行部の皆さんの見解を問う。

(1)食品添加物に関する国の基準の基本方針(国の使用基準や安全とされる範囲の設定方針の決め方など)について尋ねる。(健康福祉部長)

(2)添加物情報の開示(表示)基準について説明されたい。(健康福祉部長)

(3)市販されている県産の濃口しょうゆ(混合醸造)の原材料名表示に脱脂加工大豆(遺伝子組み替えではない)、小麦、食塩、アミノ酸液、糖類(砂糖、果糖ブドウ糖液糖、
ブドウ糖)、アルコール、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア、甘草)、保存料(安…

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(2)

隠岐航路について

隠岐航路について尋ねる。
(1)隠岐汽船の乗船客数の推移と経営収支の状況を尋ねる。(地域振興部長)

(2)隠岐汽船は本年復配したが、隠岐広域連合から「フェリーおき」を無償で借りうけ、「レインボージェット」を燃料費や修繕費の負担を受けるかたちの支援をうけている。19年の経営危機以降の県、市町村が行った行政支援の状況を示されたい。(地域振興部長)

(3)経営再建のため、航送運賃の値上げなど島民や利用者の負担増となった部分もある。料金が他地域と比べて割高と聞くが隠岐汽船の料金の推移と他の離島地域のフェリー1kmあたりの料金、JRの1kmあたりの運賃との比…

平成26年9月島根県議会定例会一問一答質問(3)

宮城全共(全国和牛能力共進会)について

宮城全共への取り組みについて伺う。

(1)長崎全共の惨敗から2年が経過した。和牛の生産、飼養頭数や従事者は依然として漸減傾向にあるように見えるが、近年の状況と、この間、県が講じた振興施策の内容と宮城全共に向けた和牛改良の取り組みの現状を尋ねる。(農林水産部長)

(2)島根県が基幹種雄牛と位置づけた「隆娘」について遺伝的な懸念があると報道された。期待が大きかっただけに、関係者の落胆は大きいものがある。また、初めて、精液が事業団を通じて全国に提供され、「第7糸桜の系譜をひく島根の優秀血統」をアピールするはずが裏目となり、風評被害による価格下落を懸念する声もある。改…

平成26年6月定例島根県議会一般質問(1)

県内企業の海外展開に対する支援について

日銀の短観で、金融緩和と公共投資の拡大いわゆるアベノミクスによる景気回復が一番顕著であるのは山陰との結果が出ております。おそらく、聞いた誰もが「嘘」と言うに違いありません。

株価の動向や一般消費の拡大で恩恵を受けているのは大企業が集中している都市部であり、地方は景気回復の足取りを実感できていないとする見方が大多数で、事実、知事の施政方針や挨拶でも、繰り返しそうした見解が示されてきました。
しかし、日銀の松江支店で島根、鳥取の従業員50人以上の企業約200社を対象にした調査結果には、経済対策による公共事業の発注増加に加えて出雲大社の大遷宮効果がモロに数値として出て…

平成26年6月定例島根県議会一般質問(2)

漁村対策について

県内の漁村の状況についてどのように見立てているのか、お尋ねします。

農林水産省の統計によると、平成25年の漁業・養殖業の生産量は479万1千㌧で前年に比べて
1.5%減少したとあるが、県内の海面漁業の漁獲量と、海面養殖業の収穫量、内水面漁業・養殖業
はどのようになっておりますのか、お尋ねいたします。

県内漁業の就業形態の特徴と傾向、問題点とその対策についてお尋ねいたします。

昨秋からの魚価安についての把握と対策はどのように取られていますか。
また、原油高に対する支援の内容と効果についてもお示し願います。

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(1)

観光振興について

私は2月12日の本会議で明らかにされた溝口知事の施政方針ならびに提案されている平成26年島根県一般会計予算など知事提出第1号から第21号の予算案に関連するいくつかの事項についてお尋ねいたします。
ただいまソチオリンピックが開催されています。力を出し切った選手があれば、力が出し切れず思ったような成績が残せなかった選手、悲喜交々の光景があります。4年に1度しか開催されない大会の、しかも、たった3つしかないメダルをめざして、しのぎを削り、栄光を手にした選手のコメントはいつも感動的です。
全身火傷で瀕死の母が残した日記の「『いまこの時を頑張れ。絶対お前は世界一になれる。お…

平成26年島根県議会2月定例会一般質問(2)

IT産業の振興と本県産業の展開方向について

コンピューター言語のrubyの開発者は広く普及をめざし、あえて、特許取得をせず、オープンソースとしました。県はrubyの普及・啓発を支援し、技術者の育成やソフトの開発支援、国際会議の開催などを実施してきました。平成20年からの支援によってrubyの技術者数やrubyアソシエーション認定技術者数は着実に伸長していると聞いており、システム開発に占めるrubyの使用比率も漸増しているとのことでありますが、現状についてまず、お尋ねいたします。
IT関連産業の市場は日進月歩どころか秒進分歩の世界であり、ITビジネスは、国境を越えた厳しい競争のなかにあると認識しております。本県では、平成…

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