県議会だより

Reports

平成16年6月県議会一般質問(1)

行財政の改革について

園山繁です。いま、平田が注目されております。上げ潮です。ここ、松江から見れば平田は西側で日の沈む地域ですが、出雲市との合併によって東側、日が昇る地域になるからではないでしょうが、日の出の勢いです。4月には温泉が自噴しました。56.8℃、1分間に630㍑の湧出が確認されました。7月には民間資本による道の駅を中心とした商業・サービス施設、12月には温浴施設がそれぞれオープンします。今朝の新聞では国内最大級の風力発電施設の建設が計画されているとの報道がされ、先日は官民による電力と水素の先端技術研究会が発足しました。
そして、何よりも平田高校の高校野球春期中国大会での初優勝、陸上の日…

平成16年6月県議会一般質問(2)

介護保険について

介護保険制度が開始されて5年が経過いたしました。本県でも保険運営を単独市町村で行っているところや広域市町村で対応するなど様々な形態で事業が行われてきましたところですが、保険の目的である介護の社会化については概ねその目的を達成しているように感じております。しかしながら、保険給付額が年々10%も上昇傾向にあるなど、当初の見込みを大きく上回る状況で、介護サービスの高度化、要支援・要介護対象者の重度化をはじめ在宅サービスから施設介護サービスへのシフトなど抱える問題も少なくないと聞いております。先ず、介護保険制度の開始から現在までの給付額の推移について明らかにされたいと存じます。また、規制緩和によ…

平成16年6月県議会一般質問(3)

湖沼・河川の浄化対策について

先日、宍道湖、中海の昨年の水質状況が報道されておりました。それによると夏期に雨が多かったために若干改善も見られるものの各種の数値は概ね横バイであるとのことでありますが、まず、宍道湖・中海に流入する河川を含めた近年の水質状況の推移についてお尋ねいたします。また、この水域の下水道、集落排水、合併浄化槽の整備状況はどのようでしょうか。
宍道湖、中海ともに生活廃水処理が進んできたとは言え、汚濁が進んでいると言われております。しかし、最近の傾向は斐伊川や飯梨川などの大型河川よりもむしろ流入中小河川の汚濁が無視できない状況になっております。食管制度によりコメが公定価格であった頃は、圃場や…

平成15年11月議会一般質問

1.シカ対策について

昭和47年、島根県は野生のホンシュウジカの自然生息地域として島根半島弥山地域約7000ヘクタールをオスジカ捕獲禁止区域に設定し、絶滅のおそれがあるとされるレッドデータブック登載動物のホンシュウジカの保護をはじめました。具体的には、鰐淵寺と日御碕周辺の鳥獣保護区と出雲大社周辺の銃猟禁止区域とともにオスジカ捕獲禁止区域の設定により、メスジカが鳥獣保護法によって狩猟が禁止されていることから事実上この地域はシカのサンクチュアリとなりました。昭和47年からの10年間、シカの捕獲がほとんどされずに保護されたことから相当数の個体数の増加があったと推定されています。
一方で、昭和50年代の初…

平成15年11月議会一般質問

3.構造不況対策について

金融状況の変化、制度改革により金融機関の体質強化や自己資本増強がは図られており、結果中小、零細企業への貸し出しは極めて厳しい状況となっております。貸し渋り、貸し剥がしと言われる状況も事実であり、既存債務の債務保証を担保による個人保証から保証協会保証に変更した途端、資金ショートによりデフォルトした例があるなど深刻です。特に、縫製や弱電等中国や東南アジア諸国との厳しい価格競争下にある業種は特定不況業種とされており、この10年間に事業所数は半減し、就労者は1/3になっています。銀行の融資やリース契約が拒否されるなど深刻な実態と聞いております。県では、こうした厳しい状況にある業種の状況についてど…

平成15年11月議会一般質問

2.ラムサール条約について

宍道湖・中海のラムサール条約登録についてお尋ねいたします。
知事は宍道湖・中海のラムサール条約湿地帯登録を目指すとの表明をされました。この表明は宍道湖・中海の淡水化事業中止の決定の直後で、事業中止に伴う地域イメージの挽回という側面があることを否定するつもりはありません。しかし、現在も宍道湖周辺での野鳥の農作物被害があり、私たちのようにシカをはじめとする野生生物の保護行政のツケを一方的に負わされている関係者からすれば「何を勝手なことを言っているのか」との思いがあります。確かに宍道湖・中海は野鳥の宝庫です。とりわけキンクロハジロをはじめとするカモ類の繁殖地としては有数の場所でしょ…

平成15年11月議会一般質問(1)

シカ対策について

昭和47年、島根県は野生のホンシュウジカの自然生息地域として島根半島弥山地域約7000ヘクタールをオスジカ捕獲禁止区域に設定し、絶滅のおそれがあるとされるレッドデータブック登載動物のホンシュウジカの保護をはじめました。具体的には、鰐淵寺と日御碕周辺の鳥獣保護区と出雲大社周辺の銃猟禁止区域とともにオスジカ捕獲禁止区域の設定により、メスジカが鳥獣保護法によって狩猟が禁止されていることから事実上この地域はシカのサンクチュアリとなりました。昭和47年からの10年間、シカの捕獲がほとんどされずに保護されたことから相当数の個体数の増加があったと推定されています。
一方で、昭和50年代の初…

平成15年11月議会一般質問(2)

ラムサール条約について

宍道湖・中海のラムサール条約登録についてお尋ねいたします。
知事は宍道湖・中海のラムサール条約湿地帯登録を目指すとの表明をされました。この表明は宍道湖・中海の淡水化事業中止の決定の直後で、事業中止に伴う地域イメージの挽回という側面があることを否定するつもりはありません。しかし、現在も宍道湖周辺での野鳥の農作物被害があり、私たちのようにシカをはじめとする野生生物の保護行政のツケを一方的に負わされている関係者からすれば「何を勝手なことを言っているのか」との思いがあります。確かに宍道湖・中海は野鳥の宝庫です。とりわけキンクロハジロをはじめとするカモ類の繁殖地としては有数の場所でしょ…

平成15年11月議会一般質問(3)

構造不況対策について

金融状況の変化、制度改革により金融機関の体質強化や自己資本増強がは図られており、結果中小、零細企業への貸し出しは極めて厳しい状況となっております。貸し渋り、貸し剥がしと言われる状況も事実であり、既存債務の債務保証を担保による個人保証から保証協会保証に変更した途端、資金ショートによりデフォルトした例があるなど深刻です。特に、縫製や弱電等中国や東南アジア諸国との厳しい価格競争下にある業種は特定不況業種とされており、この10年間に事業所数は半減し、就労者は1/3になっています。銀行の融資やリース契約が拒否されるなど深刻な実態と聞いております。県では、こうした厳しい状況にある業種の状況についてど…

平成15年9月議会一般質問(1)

今期定例会の質問もいよいよ殿。寄席では大看板です。気合を入れて、通告いたしました4点について知事並びに担当部局長の見解を質したいと存じます。
生物の生存の最大理由は種の存続、生命体の維持にあることは普遍の原理原則です。通常それは「本能」「摂理」という言葉で表されてきました。しかし、いま、改めて「生を育む意義」に言及しなければならないことが少子化問題の根底だと思うのであります。「長幼の序」を基本とした東洋思想、社会規範を持つ両親に育てられた私たちの世代と戦前を全て否定する風潮の中で育った、いわゆる団塊の世代以降の親に育てられた世代は明らかにその精神構造に相違があります。国家観や…

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